昨日受けた研修の中で講師が言った言葉です。

「人は自分が変えられないものに固執する」

これを聞いて「なるほど!」と思いました。

ここで言う、自分では変えられないものは、「他人」です。

「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」

これも、研修などではよく聞く言葉なのですが、聞くと「ふん、ふん」と頭ではわかっていても、実際には、自分に合わせてもらいたい、相手に変わってもらいたいと思ってしまいます。

そして、「どうして、私に合わせてくれないの?」と相手を恨むようなこともあります。

まさしく、これが「固執している」ということなのでしょうね。

自分に合わせてくれない、変わってくれない相手に固執するのではなく、自分自身が変わる努力を始める。

その方がきっと近道だし、相手との摩擦は起こらない。

頭では分かっていても、行動に移すことは、なかなか難しいことですね。

そして、現在のコロナ禍。

コロナ禍の終息も、個人の力ではどうすることもできません。

ならば、「あれができない」「これができない」とコロナ禍を嘆いていないで、「こうすればできる」と工夫する努力をするほうが気持ちが楽になるかも知れません。

 

みなさんは、自分で変えられないものに、固執していませんか?