今から40年以上前のことです。
当時、私は大学生。
夏休みの短期アルバイトを
探していました。
あの頃は今のように
アルバイトを簡単に
探すことは大変だった時代です。
私は新聞の広告欄に
日比谷の『日生劇場』で
夏の間、劇場の座席案内人の
募集を見つけて
そこで働くことになりました。

劇場ですから、午後遅く出勤。
帰りは終演後。マチネ、ソワレ
(昼、夜公演)がある日は1日中。
時間は不規則でしたが
劇場は華やかで楽しかったです。
当時、日生劇場は
「四季」のお芝居がよく上演されて
いました。(まだ、四季が専用劇場を
所有していない頃です)
私は当時、映画ばかり観ており
日生劇場に入るのは初めてでした。

私が働いた夏は「四季」の
『エレファントマン』が
上演されていました。
座席の案内人ですから、
小さいライトを持って
お客様を座席までご案内します。
足元が暗いので
ライトでをお客様の足先を
照らしながら
自分はお客様より数歩先を歩きます。
最初の2日間くらいは
まだ開演前の明るい
照明の元での案内でした。
明るいので、案内もライトは不用です。
そして数日後
遅れて来たお客様を暗い場内に
案内したのですが…

『エレファントマン』は冒頭の
数分間、入場はストップ。
エレファントマンが劇場通路を
走り回る演出があります。
私は知らなくて!
エレファントマンが走って来て
私に『どいてどいて!』。
私も『アッすみません😣💦⤵️』
お客様たちも爆笑。
大失敗をしてしまいました。
後で叱られることは
ありませんでしたが
私はしょんぼりしてしまいました。

次の日、
私が開演前の階段の掃除を
していると
若い男のかたが私のところに来て
ニコニコ笑いながら
『新人!頑張れよ』と言うと
行ってしまいました。
先輩が来て
『いっちゃんよ。気さくでしょう?』
エレファントマンを演じていた
🌟市村正親さん🌟 でした。

後で演劇好きな友人に
話したところ
『いいな、いいな!市村正親さんと
話したの?!』
市村正親さんが30歳頃のことです。

あれから大スターになられて
私もいろいろな舞台を
拝見しました。
あの頃、落ち込んでいた
アルバイトの私に
親切に声をかけていただき
本当にありがとうございました。
これからも応援しています。



AIにイメージを作ってもらいました。
すごくキラキラですけど。
















 

 

 

 

 

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