この日が近づいている気はしていたんだけれども。
お盆に帰省した時に、様子がおかしいとは聞かされていたから。
瘦せてしまっていて、毛のツヤがなくなっていて
ゆっくりな動き。
ただ、悔しいのが
うちの実家のネコは3匹いて
お父さん 金太郎
お母さん さくら
子ども かりんとう（黒猫なのでこの名前）
という構成になっているんだけど
死んでしまったのは…かりんとう。
昨日のうちに母親からメールをもらっていたんだけど
私、あまりauのメールって開かないから気づいてなくて
今日の朝、母の旦那からのLINEで
「今からお葬式だから」って言葉を、目にして驚いた。
病院には連れて行っていなかったらしい。
連れて行かなかった理由を聞いても納得いかないけれど。
かりんとうは10歳以上にはなる。
私はかりんとうと一緒に暮らしたことはたぶんなくて
実家に帰った時も「知らないひとが来た」というかんじで
あまり触らせてもらえなかったんだけど、
その後母の旦那から送られてきた
お葬式の様子の写真を見たら
涙がたくさん出た。
かりんとうは男の子で
3匹のなかで一番体が大きくて
いつもお父さんの金太郎の行動の真似をする
シャイな子だった。
お盆に会ったときは、小さくなっていた。
残った金太郎とさくらはどんなふうに思っているんだろう。
優しくてきめ細やかな金太郎と
ちょっと天然ボケなさくら
夫婦ふたり、仲良くやっていけるかな。
病院の件はムッとするけど
母もいつも様子を見ていたのだし
いつも声をかけていたのだろう。
昨夜母から送られてきたメールには
お通夜の様子の写真が添付されていた。
母は、写メが苦手で、たぶん初めてのことなのだ。
そこはありがとうと伝えることができた。
ありがとうと伝えられる私になっていた。
お通夜の写真には
お盆に私が買ったおやつが供えられていた。
もっともっと、
かりんとうを撫でておけばよかった。
私が金太郎を触っているときは
かりんとうが寄ってきてくれた。
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