3月議会で待機児童問題について取り上げました
「入園選考後の保留児童数は237人で、昨年度よりも30人減少しましたが、依然として保育の需要は高い状況が継続している」といいながらも、「申請件数は年々増えているが、育休給付金のために保留となることを目的とした申請も一定数あるので、申請件数だけでは保育需要は捉えられない」という答弁
この答弁を保育園に入れなかった保護者のみなさんが聞いたら、どんなに苦しい思いをされるでしょうか
保活の大変さを認識しているのでしょうか
育休給付金のために保留を希望している方は、すでに申請書に記入することになっていて、把握できています
市は、実態を把握するとして、入園申請をされた方にアンケートを実施しました
アンケートでは、「0歳児枠を減らして、1歳児枠を増やした」ことの評価を問う設問があります
しかし実際には、公立園で0歳児定員を26人減らして、1歳児定員を4人増やしただけです
にもかかわらず、1歳児枠を30人増やしたと説明しています
これは0歳児から入れなかったというだけで、1歳児の枠を増やしたと言えるものではありません
「適切な定員設定を見定める段階」として、今年度は新たな保育園整備を予定していません
アンケートのなかで、「今後も待機児童対策につながる取り組みを、限られた財源のなかで検討していきます」と説明していますが、0歳児定員を減らして、市の予算を減らしただけです
毎年のように入園選考の加点を変更していますが、足りていない枠のなかで、誰を優先的に入れるかということだけで、根本的な解決にはなりません
議会では、待機児童は減少傾向にあると指摘する質疑をする議員もいます
「保育園に入れなければ、もう仕事を辞めるしかない」
「自宅から、かなり遠い園しか空きがないと言われたけど、車もなくとても通えない」
「兄弟姉妹が別々の園になってしまって、毎日の送迎だけでクタクタ」
など、苦しい相談が寄せらています
保育園を増設して、定員を増やすことこそ必要です
#待機児童