職場で困ったことがあったとき、会社に相談できて、対応してもらえる社員は、幸せです。
「上司が、有給休暇を取らせてくれない」
「始業時間より前に、朝礼をしている」
このような法律違反を相談できて、対応してもらえるのは、当たり前ではありません。
会社の窓口に言っても、取り合わない会社もあります。
「労働基準監督署に、言ってもいいのですか」
「言えば」
こんな対応をする窓口も、あるのです。
窓口が対応しなければ、社員の心は、一気に離れます。
「会社のため」を思っての行動は、なくなります。
黙って、辞めていく人もいます。
どんな人を社員の窓口にしているかで、職場環境や、会社への信頼度は、大きく変わるのです。
嫌われてでも、上に言える人を、窓口にすることです。
自分よりも上役の人、ときには、社長に言わなければいけないときがあります。
「社員のため」
「会社のため」
そう思って、きちんと言える人を、窓口にするのです。
そして、窓口になった人を、大事にすることです。
言いづらいことや、嫌われることを、代わりに言ってくれているのです。
会社の宝です。
社員が、快適に安心して勤められるのは、会社への信頼があるからです。
その信頼は、会社の対応によって、作られます。
社員の窓口に、嫌われてでも、上に言える人にすることは、社員だけではなく、会社にとっても、大事なことなのです。