会社に、安全唱和や環境宣言というものがあります。
安全唱和は、「ゼロ災にしよう」などとみんなで言います。
「ゼロ災にしよう」
この言葉を言うだけでは、何も変わりません。
ゼロ災にするための行動が、何もないからです。
例えば、私のドライヤーが、壊れたときのことです。
ドライヤーの根元の部分がひび割れて、壊れました。
そのとき、持ち手の根元側を持つ方がいいのだと分かりました。
これを、会社の安全唱和風にしてみます。
「ドライヤーを、壊さないようにしよう」
ドライヤーを壊さないために何をするのか、分かりません。
「ドライヤーは、根元を持とう」
「根元を持つ」という、行動になっています。
それらしい言葉を言って、やった気になってはいけません。
具体的な行動を示す言葉を言うことに、意味があるのです。
〈 関連記事はこちらです 〉