ジュニとレイセは同じ親に育てられたけど、まるで性格が違う。
その違いがはっきりわかった昨日だった。
性格っていうか、考え方の違いかな。


かなり久しぶりにレイセさんとショッピングをしたわけだけど
私の感覚からは考えられないセリフを何度も聞いた。
レイセさんは終始、全てのことに迷い続けていたのだ。



私の服を選んでいて、これでキマリだわ!と思って
「これにします」と店員さんに言うと、

レイ「ちょっとマチナよジュニ~。一度考えてからのが
   いいんじゃな~い?」


と言ってきた。でも何の迷いもないジュニは「え?なんで?これ欲しい
んだけど」と言っていちど店員さんに預けて、他のものを物色した後
それを買った。

欲しいものが見つかったっていうのに、一度考えて他の店を見てる
間に欲しい服が売れちゃったらショックだし、そういう時
自分はあまり迷わない。買う、買わないは殆ど一瞬で判断してる。


ところがレイはすっご~く悩むらしい。


ショップの入ってるビルを上から下まで見て、それぞれの店で
自分が求めている服に近いものを、片っ端から袖を通す。
そして必ず店員さんに「いかがですか~?」と言われると

レイ「ちょっと考えてからまた来ます。」

と言って、次々に店から店へと移動する・・・・。一体何着
試着したのか。すごい労力である。
中には、似合っているものもあり「それレイに似合うんじゃない?」
と葉っぱをかけても、とにかく一度かんがえてから(他の店の
全ての商品を見比べてから)
という
段階を踏まないと、先に進めないようなのだ。


私からすればすごい時間のロスだし、ムダが多いし
ちょっと考えられない感覚だ。

それから欲が深すぎるんだと思った。
満足を知らないらしく「もっと他にいいものがあるのでは?」
という不安と戦っているようだ。


ジュニは買い物をすべて終えて、一人でソファーで休んでいると
ずーっと物色を続けていたレイがやってきて

レイ「いま行った店に、ジュニが買った服によく似た
   もっといい服があったよ~!とにかく見に行きなよ。
   そっちがよければさっき買ったやつ返品しなよ。」



と言ってきた。
その感覚には驚いた。私は買うときに「他にいいものがあったら
どうしよう?」と思うくらいなら最初から買わないので、よほどの
理由がなければ返品はしないし、買ったあと他の店で同じような
服をチェックしたりすることもない。


でもレイセは
買ってもなお、迷い続けるらしいのである。その感覚で
親切に「もっといい服がある」と教えてくれているのだった。


人はそれぞれだけど、物質的な面で満足できない感覚を持つと
ハピネスを感じにくいだろうと思った。
それってアンハピネスだなーって思った。


レイセさんは散々迷った挙句、ようやくあるお店で服を買った。
ところがお金を払う時になって思っていた値段の3倍を請求されて
狼狽したらしい。別の商品と値段を見間違えていたらしい。


結局その服を買ったようだけど、せっかく似合ってる服なのに
そんなステキな服を買っても、今度は買ってしまったことに
ワラワラと悩み続けているようだった。