ぷりっぷりのカニの生肉をヤンニョムと共に吸って食べる「ヤンニョム・ケジャン」です!
韓国であらゆる物価が異常に高騰している中で、なんとなく「今年はないのだろうなあ」と思っていた妻の大量「ケジャン漬け」が、ありがたいことに今年もありましたね。わーい!ヾ(≧∇≦)〃♪
それ以来、我が家は「カニ天国」となっていて、食卓はカニの旨味に溢れ、台所はずっと美味しそうなカニのニオイが支配しています。(^^;)
ケジャンにするカニはワタリガニで、韓国語では「コッケ(꽃게、花+カニ)」といいます。それを妻は今回、14匹入りを3箱、42匹も買って来て、時間を掛けてきれいにしては、「ヤンニョム・ケジャン(辛いヤンニョム漬け)」と「カンジャン・ケジャン(しょっぱい醤油漬け)」に漬ける大作業をしていました。
もちろん親戚や友達たちにおすそ分けするためでもあるのですが、我が家はそれ以来、毎食「ヤンニョム・ケジャン」を食べていて、週末には息子も食べています。「カンジャン・ケジャン」のほうはもう少し漬けたほうが美味しくなるので、味見だけしています。一部は「コッケ・タン(カニ鍋)」にもなりました。さらには今や妻は、ラーメン一つを作っても冷凍庫に保管してあるカニの脚を入れてカニ風味にして作っています。(((°`∇´°;)))
ケジャンというのは、特に漬けたすぐ後には、一言でいえば、殻のまま吸いだして食べる「カニの刺身」なわけですよね。買って来た時は皆生きて動いていたほどに新鮮なものですし、甲羅を外してハサミで真っ二つに切ったものを、口の中に入れて殻ごと噛むと、お腹からも脚からも、プリプリしたカニの生肉が口の中一杯に広がって、とろけるような甘さなのでした。さらに甘辛いヤンニョムが、これほど合うものもない調和なわけですよね。
私は以前は日本人の感覚ゆえなのか、「カンジャン・ケジャン」のほうが好きで、いっぽうの妻が「ヤンニョム・ケジャン」のほうが好きだったので、うまく食べ分けができていたのですが、今は私が「ヤンニョム・ケジャン」のほうを「美味しい、美味しい」といってたくさん食べるので、妻が驚いていますね。
まあ、「カンジャン・ケジャン」のほうは、美味しくなるのがこれからだというのもあるんですよね。もちろん今も美味しいですが、今はまだカニの味と醤油の味が別々に感じられて、漬かっていないなあという感じです。こっちはしょっぱいのでご飯がどんどん進みます。これから楽しみです。
ということで、おすそ分けした友達やお姉さんも大喜びだったそうです。韓国の主婦は本当に「手が大きい(※韓国語で気前がいい、計算が大雑把の意味)」ですが、食にお金を惜しまない我が妻にとても感謝ですね!ヾ(≧∇≦)〃♪
ある日、台所に登場したワタリガニ。「おお!」と喜んだら…。
あまりの量に引いてしまいました。まだ生きていて脚を動かしています。
一部はヤンニョムにまぶして。
「ヤンニョム・ケジャン」となります。これはすぐに食べられます。
「コッケ・タン」も一緒に煮込まれていました。
器に取る時にハサミで真っ二つに切って、これも中の肉をしゃぶりながら食べます。
ということで、最近の私の食卓。
カニ尽くしというやつですね。皿は殻を出すためにあります。
何よりも美味しいのは漬け立ての「ヤンニョム・ケジャン」。
断面をご覧ください。
少し吸うと分かりますが、白いのがぷりぷりのカニの肉ですね。ぎっしり詰まっています。
こんな感じに吸い出せばもう薄い殻しか残りません。
こちらは「カンジャン・ケジャン」。
味見です。まだ醤油とカニが調和しておらず、もう少し漬ける必要がありますね。*´ヮ`)/
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