テンプルステイした宿舎の空に朝日を浴びて虹がかかっていました。ヾ(≧∇≦)〃♪
前回に続いて、韓国の南の外れ、慶尚南道の咸陽郡安義面を、成均館の儒教アカデミーで講演旅行した時のお話で、今回は、美味しかったものの紹介などですが、寺泊で一晩過ごして、朝目を覚ましてみると、お寺の上に大きな虹がかかっていたという写真からですね！ヾ(≧∇≦)〃♪
とはいいつつ、この期間、ソウルと首都圏のほうは実に115年ぶりの記録的豪雨でたくさん人が亡くなったので、雨のほうは嬉しくはありませんね。「115年ぶり」というのは、115年前の1907年、大韓帝国の名の下にソウルに京城測候所ができて雨量を測定するようになって以来の豪雨ということで、事実上、史上最大降雨量だったということになります。(>_<)
私もこの旅行の後、ソウルに帰って来て道を歩きながら、傘の中まで雨が降っているような、全身浸水するしかないような集中豪雨を体験しました。さいわい、我が家はソウルの北の外れなので、家に帰れば被害はありませんでしたが。
ということで、安義面旅行の話に戻りますが、お寺の宿所と大雄殿の上に大きな虹がかかる中で目を覚まし、12種類のおかずの並ぶ朝ご飯をいただき、その後、安義郷校忠孝教育館という所で、韓国と日本文化の背景を儒教を中心として比較する2コマの講義を行いました。聞いてくださったのは儒教に造詣の深い地元の学者や知識人の方々です。
その後は、とても美味しい中華料理をご馳走になり、酢豚から始まり、中華冷菜の一つとして韓国人が大好きな「ヤンジャンピ」をいただきました。「ヤンジャンピ（両張皮）」というもの自体は、本来サツマイモでんぷんを固めた寒天のようなビラビラした食材のことなのですが、料理としての「ヤンジャンピ」は中華炒めの周りを魚介類などの豪華なおかずで囲んで、黄色いカラシソースをたっぷり掛けてよく混ぜていただく料理です。チャジャンミョンと同じようにこれも韓国式中華料理だと思います。
韓国人はビビンパプを初めとしてとにかく混ぜて食べるのが大好きですが、それは実際、混ぜて一緒に口に入れることで美味しくなるからですよね。いろいろな具をサンチュで包んで一口で食べるという料理も同じですが、日本的に一つひとつおかずを口に運んでそれぞれの味を楽しむということももちろんよいのだけれど、実は混ぜて一気に口に入れると、また次元が違う美味しさになる、ということを韓国でつくづく経験しています。(*´ヮ`)/
最後に締めはチャジャンのかかった美味しいチャーハンで、お腹が一杯で残念ながら食べきれずに少し残してしまいました。まさにこれが日本の「おもてなし」ならぬ韓国の接待というものですかね！♪ヽ(´▽｀)/
大雄殿の上にも。
大雄殿の中の仏像が見つめる景色。その位置に一番の絶景が来るように建てられます。
敷地の隅のほうには、なぜか仏教とは関係ない山神も祀られています。
この日も水がきれいでした。
「イモ（母の姉妹）ソンマッ（手の味）」というお店で朝ご飯。
定食が9000ウォンというのは高いなあと思いましたが。
実際、とても豪華でそれくらいしそうでした。
とっても美味しくて思わずご飯をお替りしました。
まさに「イモの手の味」にほれ込みましたね。
講義をする会場はこちら「安義郷校忠孝教育館」。
「2022儒教アカデミー講座」とあります。
いつもの日韓文化比較の講義をしました。
儒教の勉強をする地域の知識人の方々ですね。
講義の後の食事は右の中華料理屋さんに。
「南村チャンポン」という店。
ふつうに単品料理を食べるのかと思いきや。
最初はどーんと酢豚が。
美味しかった。
と思ったらどーんと「ヤンジャンピ（両張皮）」。
右上と左下のプルプルした食材が本来の「ヤンジャンピ（両張皮）」です。
カラシソースをたっぷり掛けてよく混ぜていただきます。
これが本当に美味しかった。
すごい量でしたが、自然と食べ過ぎてしまいました。
ところが最後にチャーハンが待っていました。左はチャジャンソース。
これもとっても美味しかったです。残念ながら完食は無理でした。(^ヮ^;)
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