■“老益壮”ハラボジ2人が30年来の犯罪解決に意気投合!♪´▽`)/ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。


「30年ぶりに現れたヤツは俺たちが必ずや捕まえる」


実は私の好きなまた一つのジャンルですが、少々ブラックでとぼけた感じの韓国スリラー『必ず捕まえる(반드시 잡는다)』(キム・ホンソン監督)です。展開に突っ込みどころはいくらでもありますが、でもペク・ユンシクさんとソン・ドンイルさんという、味わい深いオジサン男優二人の深~い魅力演技で、最後まで味わってしまいました。ヾ(≧∇≦)〃♪


何よりもこれは昨年末のクリスマス前に観たのですが、悪口ばかりいって金の亡者のようにふるまっていた主人公のハラボジが、実は情が深い人であり、やがて心を開いて慈善的側面を見せていく、というのが、『クリスマス・キャロル』のスクルージおじさんのようでよかったです。あとは全編にものすごく強い忠清道方言があふれているのですが、それがとっても味わい深かったです。一般にゆっくりと悠長に話すおとなしい方言だとばかり思っていたのに、こんなに強烈に表現され得るのか、ということに、韓国の真ん中にもう一つ癖のある地域があるんだなあ、と再発見しました。いいです、忠清道!(*´ヮ`)/


いちおう社会の高齢化と老人の孤独死という深刻な社会問題を扱っている映画なのですが、いっぽうでは韓国語で「ノイクチャン(老益壮)」というように、老いてから若者以上にますます能力を発揮する年配者の、老体に鞭打つアクションシーンが描かれていて、頼もしくも爽快な気分になりました。


キム・ホンソン監督には、2012年に、臓器取引を描いた深刻な猟奇スリラーの問題作『共謀者たち』がありましたが、今回も本来そういう側面もある監督であるということを知ってみないとギョッとしてしまうだろう、孤独死老人の遺体演出などがありました。まあ、今回の場合は、まったく必要のないグロさだったような気もしますが、そういう味を持つ監督なのだ、ということですね。そこ以外は私は個人的に好きなタイプのスリラーでした。お勧めです!何より二人の壮年ヒーローと壮年悪役の味わい深い演技をご覧あれ!♪ヽ(´▽`)/



【あらすじ】 今日また一人が死んだ!30年前に解決できなかった事件と同一の手法で、また連続殺人が始まった。


町内を知り尽くしている最古参シム・ドクス(ペク・ユンシク)は、事件をよく知る元刑事のパク・ピョンダル(ソン・ドンイル)と意気投合して犯人を捕まえようとするが…。


足よりも速い触感で、必ずや奴を捕まえろ!

















映画『必ず捕まえる(반드시 잡는다)』(キム・ホンソン監督)予告編。

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