■ハチャメチャコメディのようで実は親の遺す思いに気づく作品! | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。


「礼儀のないやつらの根本のあるコメディ」


昨年末に紹介しそこなった映画紹介をやってしまいますが、これは昨年11月に観たマ・ドンソクさんとイ・ドンフィさんがでこぼこ兄弟として仲良く(?)主演している『ブラザー(부라더)』(チャン・ユジョン監督)です。マ・ドンソクさんは何よりその前に観た『犯罪都市』が最高だったし、イ・ドンフィさんはドラマ『応答せよ1988』が忘れられないので、観に行かないわけにはいきませんでした。実際、面白かったですよ。♪ヽ(´▽`)/


まあ、途中までは「面白いコメディだけどずいぶんとっちらかっているなあ」と思って観ていたのですが、実は最後にすべてのなぞが解けて韓国の観客たちの多くが涙する展開が待っていました。激しく泣いている人もいました。もちろん私も涙が出ましたが、韓国の観客が泣かざるを得ないというのは、まさに親子の愛情というテーマになります。ある意味で、そのラストのためにこの映画が存在しているというものであろうかと思いましたね。やっぱり感動深いテーマです。


ネタバレを避けて謎めいたいい方をすれば、私たちの親たちにも私たちのよく知らない若い頃があり、その若い頃の姿で抱いていた思いも、またこの世界の過去のある時には間違いなく実在していた現実そのものなのだよなあ、と考えさせられる内容でしたね。実は個人的に新年早々、この映画にそっくりなストーリーで、我が故郷の母親に関する夢を見たのですが、私にとってもそれくらい印象が強かったということになります。(^ヮ^;)


そして、実はその最後の号泣シーンのくだりで突然、人気イケメン俳優のチ・チャンウクさんが出てくるんですよねえ。いわゆる特別出演なのでしょうが、なんか一番最後に一番印象深い、“いいとこ”を持っていってしまう美味しい役だなあと思いました。結局皆、チ・チャンウクさんのイケメン顔を見ながら泣くわけですからね。(´ぅ_ ;`)


あとはもう、マ・ドンソクさんとイ・ドンフィさんという、でこぼこコンビのケンケンゴーゴー、カンカンガクガクのやり取りを笑ってみればいいということになりますが、やっぱり結局ラストのゆえにお勧めの一本です!ヾ(≧∇≦)〃♪



【あらすじ】 家宝も売り払う兄VS家も売り払う弟が、まともに問題を起こした!


インディ・ジョーンズを夢見て遺物発掘に全財産をオールインしたが、現実は借金と使い道のない装備だけ増えるばかりという兄のソクポン(マ・ドンソク)。


家門を代表する容貌と明晰な頭脳で建設会社に勤めて順調な人生を歩んでいるが、瞬間のミスで失業の危機に直面した弟のチュボン(イ・ドンフィ)。


父親の突然の訃報を聞いて、今から彼らが動き出す!





















映画『ブラザー(부라더)』(チャン・ユジョン監督)予告編。

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