■韓国映画の歴史が胎動する南楊州総合撮影所です!*´▽` | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

今回行った南楊州総合撮影所で、入口で一番最初に迎えてくれた『西部戦線』のタンクたちです。



春のうららかな休日に、車を運転して京畿道南楊州市にある南楊州総合撮影所(→ホームページ )に久しぶりに行って来ました。映画好きの私が、昔はよく遊びに行った場所なのですが、今回、「行ったことがない」という後輩たちを連れて、ほぼ10年くらいぶりに訪ねたことになります。ヾ(≧∇≦)〃♪


緑の山に囲まれた40万坪の敷地に、撮影用野外セットと6つの室内撮影スタジオ、録音室、各種製作装備が並んでおり、アジア最大規模の映画製作施設だということです。実際に使用中の施設であるため、見学制限されている区域があったりしてリアルです。この日も一番奥の伝統韓屋セットと、小道具室の奥にある法廷セットが使用中だということで立ち入りが制限されていました。


現在の世界的映画韓流のルネッサンスであった『シュリ』や『JSA』、『西便制』、『シルミド』、『ブラザーフッド』などを生み出した場所であり、最近ではこのブログでも紹介した、『ヒマラヤ』や『西部戦線』、『海賊』、『容疑者』、『観相』、『光海』、『群盗』などの映画、『Dr.JIN』、『星から来たあなた』、『華政』、『六竜が飛ぶ』などのドラマが生まれています。(*´▽`)


屋外セットでは、一番象徴的に残されている、『JSA』で使われた板門店のセットが必見です。板門店というのは、北朝鮮との会談が行われる38度戦上の共同警備区域の建物であり、私も個人的に本物を数回訪れたことがありますが、南側の「自由の家」も北朝鮮側の建物も本物そっくりに再現されています。あとは、最近のものとして『海賊』で使われた海賊船が展示されていました。


あともう一つの見ものが、入り口駐車場の下にある大きな映像支援館です。ここは1階と2階からなり、映像体験ができるアトラクションも多く、韓国映画の歴史を伝える博物館もありながら、同時に使用中の室内スタジオと、何より本物の衣装室と小道具室があるわけです。


私が昔から一番気に入っているのが、この衣装室と小道具室であり、日本の植民地時代の本物の小道具からは昔の日本の姿もうかがえるし、昔の本や食器、骨董品、電化製品、懐かしいコンピューターなどもあります。


ということで、観光地としてとってもお勧めなのですが、問題は、私は車でしか行ったことがなくて、日本の方の大衆交通を使った行き方については経験がありません。でも、ホームページによれば、ソウルからは地下鉄京義・中央線の「雲吉山駅(운길산역)」を降り、駅前から「南楊州総合撮影所無料シャトルバス(남양주종합촬영소 무료 셔틀버스)」を利用するといいと書かれていますから、たぶん行けるのだろうと思います。不親切で申し訳ありません。m(_ _)m


案内所にはちゃんと日本語のよくできたパンフレットも置いてあったので、日本からの観光客も来ているようです。無料シャトルバスは1日6回運営され、駅を出発するのは、午前10:25、11:25、午後1:25、2:25、4:25(冬は3:25)、撮影所を出発するのは、午前11:00、午後1:00、2:00、、4:00(冬は3:00)、6:10(冬は5:10)ということでした。(→韓国語での行き方ホームページ


車で行くと入口にこのように大きな看板があります。ここからもかなり山奥に入っていきます。



敷地内の案内地図。



屋外セットの紹介。これは『西部戦線』のタンクです。当ブログでも紹介した面白い映画でした。



このタンクの大砲が曲がったいきさつは映画で確認してください。完全にコメディです。(^^;)



本物そっくりに作られたJSAの「自由の家」。



実際の板門店もこんな感じです。これはセットですよ。



映画『海賊』の船。



巨大です。



案内所には日本語のパンフレットもありました。



これまでここで撮影されてきた映画たち。



春の花が美しく咲いていました。



ここは民俗村セット。



実際にここで撮影された映画やドラマの場面が浮かんできそうでしょ。



ホントにその時代劇の中に入ってしまったような不思議な感覚になります。



よくできていますが、近くで見るとけっこうちゃちなんですよね。屋根は皆、発砲スチロール。



ここに隠れて住みたくなりますよ。



ドラマ内での商の広告などが残されています。



本物と錯覚しそうな美しいカットも撮れます。



こういうのとかね。



こういう感じで。



きれいですよね。



漫画みたいなあばら家。



建物は皆、中も入れますよ。



これは飛行機内の撮影のセットです。



これは地下鉄内の撮影のセット。



さあ、ここから下に下りていくと映像支援館です。



ここから入っていきます。



いろいろなアトラクションもひしめき合っています。



こういう所で記念撮影もいいですね。



韓国の映画の歴史が勉強できます。



伝説の俳優たち。



それ以外にも映画全般の技術を学ぶことも。



韓国発のアニメーションについても知れます。



これはSFX、合成画面の体験コーナー。



昔の撮影カメラなど。



さあ、小道具室にやってきました。ここが宝物置き場のようで昔から私のお気に入りです。



眺めていると実際にスタッフが撮影に使う小道具を探しに来たりします。



日本語のものもけっこうあります。



こんな感じのとか。けっこう懐かしい文房具とかね。



かなり値打ち物の古本もあります。



値打ち物の小道具がいっぱい。



懐かしい電化製品。



日本の人形とかね。



骨董品ですよね。



貴重なものが、無造作に置かれています。盗まれないのかなあ。



衣装室の前にはセーラー服が展示されています。



煙草の臭いと脱臭剤がまさに使用中の迫力です。



いろんな衣装。



この辺は映画の博物館。



韓国アニメ映画は国家の自尊心を掛けて作るので、無駄に技術だけ高くて面白くないことが多い。^^;



こういうミニチュアのセットをまず作って、それでSFアニメを作ったりしたんですよね。



フィルム時代の遺物も多く展示されていますよ。とても紹介しきれないですがこの辺で省略します。



【行き方】 地下鉄京義・中央線の雲吉山駅(운길산역)を降りて、駅前から「南楊州総合撮影所無料シャトルバス(남양주종합촬영소 무료 셔틀버스)」を利用するといいようです。
住所:京畿道南楊州市鳥安面三峯里100番地(경기도 남양주시 조안면 삼봉리 100번지)
電話:031–579–0605/FAX : 031-576-1234




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