■妻の留守中に娘の突然の入院で奔走しました!´ぅ_ ;`) | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

今年初めの札幌看病旅行に続き、今度はソウルの病室の窓から写真を撮ることになろうとは…。


●今年は看護の年なのでしょうか?


よい話ではないし、これで終わってもらわないと困るのですが、今年の前半は、私にとっては看病の年になった感じです。今年初めの母親の入院と手術に続いて、今度は、高3の我が娘が指先の骨折で入院と手術ということになってしまいました。


たまたま妻が職場の旅行で数日留守にしている間のことでもあり、私が入院の手続きから準備、その後の看護まですべてすることになったものです。


娘はタクシーを降りる時に、うっかり閉まるドアに人差し指の指先をはさんで、先っぽの骨(末節骨)を骨折してしまったのですが、最初は、本人いわく「それほど痛くないし、絆創膏でも大丈夫だと思った」のだそうです。


でも血がたくさん流れてどうしようもなくなり、1時間後に部屋にいた私にいってきたのですが、ぱっくり爪が割れていてどうみても救急な事態。娘は「ぜんぜん痛くないんだけど、心配かけてごめんなさい!」と親の心配をだけを気に掛けて泣いてましたが、親としては、「なんですぐにいわなかったんだ!」ということですよね。


そのまま車で近くの総合病院に行きましたが、そこでも医師が顔を曇らせ、「手術が必要であり、神経や筋が心配だから」と別の病院を紹介してくれて、そちらで即入院ということになりました。



●有名な外科手術専門の病院に


そこは実は、外科手術専門の有名な病院らしく、外来は受けずに他病院からの推薦だけなのですが、簡単にいえば、たいへんな事故で手や足が切断されたような時でもそれをつなげてしまう、という優秀な技術で名高いわけです。そのため、入院している人たちも皆、たいへんな怪我人ばかりであり、救急車もよく到着し、医師も手術が続くので、忙しくて朝の回診時にしか会って話を聞けなかったりします。


なんといっても、受付で「食事した時間」を聞かれた時、私が「全身麻酔でなくても断食が必要なんですか」と問うと、看護師さんいわく、「この病院の手術室付近では、けっこうびっくりするような患者の姿を目にするので、ショックで食べたものを戻す人も多いから」だって…。「その言葉のほうがショックだわい!」と心で叫びましたが、後から娘に聞くと、実際のところは、「万が一、部分麻酔が充分に効かず全身麻酔になる可能性も考えて」というのが正解だったようです。(^ヮ^;)


とりあえず包帯を巻いてもらい、病室で手術の順番を待っている間、私は家に戻って必要なものをかばんに入れて持ってきたり、いろいろと買ってきたり、今年の初めに母の病院でやったのと同じようなことをしました。やはり、娘の説明を聞いても、女性用のものを揃えるのがよく分からず、手術前に化粧を落とさなければならないのに、男性用の洗顔クリームしか持っていかずに、がんばって洗ってはあげたけれど、目の周りが若干黒いという状況になったり…とかいろいろありました。(^^;)



●気を使わないのが気楽でいいかも


ということで、おかげさまで手術は無事に終わり、骨をピンでつないで、傷口を閉じるために割れた爪も縫合したのですが、問題は、開放性骨折といって、単に内部で骨折するのではなく、外傷によって外部に骨折部位が触れたために、1週間以上入院して感染を抑えるということになりました。私は、また1週間分の準備をするために走り回ることになりましたが…。


今、本人は病院に落ち着き、すでに「そんなに痛くもなく、自分は患者じゃない、ただの怪我人に過ぎない」とかいいながら、友達を呼んで、点滴を引っ張って近所のインターネットカフェに行ったり、チャジャンミョンを食べに行ったりしています。完全に元気です!(^^;)


ところで、日韓の病院の比較は以前、ご紹介しましたが、日本では看護師さんがお母さんのように親切で、患者さんが子供のように従順なイメージですが、韓国では完全に患者のほうが主人であり、自分で判断していろいろやってしまうし、看護師さんも放任主義的な感じであることが大きな違いです。


この病院の場合、さらに救急患者やたいへんな患者が多く、皆とにかく忙しそうで、ほぼ「ケンチャナ」的状況。入院時に、スリッパと箸とスプーンも持参するようにといわれたのには驚きました。やっぱり「日本の至れり尽くせりがいいかなあ」と思うと反面、「でも自由で気楽なこちらのほうが楽かもしれない」という思いにもなりました。なんといっても、日本では病院側にも、患者側にもけっこうな緊張感があり、私も気を使ってナースセンターに菓子折りを持っていったりしましたからね。(^^;)


もちろん一人の看護人としてではありますが、まーーったく気を使わない韓国の病院の気楽さはそれなりにいいです!(*´▽`)



病院に4階がないのは日本と同じ。「4」は韓国語では「サ」ですが、「死」も「サ」だからですよね。


手術を待っている我が娘です。


包帯を巻いた患者さんばかりですが、皆、病室にいるより不自由な体で外を歩き回ってます。



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