一昨日は、日韓ご夫婦が経営される皮革毛皮店をご紹介しましたが、今日は同じ日韓カップルでも、私と同じ韓国人の奥さんを持つ日本の旦那さんが営まれる、美味しく温かい日本料理店をご紹介します。
私は最近知ったのですが、開店6ヵ月目になるといい、ネットを見るともうすでに韓国人の間では大きな話題で、「善良な価格」、「親切な日本人ご主人」という言葉と共に、安くて美味しお店として情報があふれていました。弘大入口の駅の近くにある「樹(ス-)」というお店ですね。
店に入ると、その名前のとおり、真ん中に大きな樹木を象ったオブジェがありますが、ご主人のお名前が石田秀樹さんだということで、その名前から店の名前を取られたんですね。なかなかのセンスです。お店もこれからニョキニョキ大きくなっていきそうなイメージをいただきました。(*´▽`)
そして何より肝心の料理が美味しかったです!お粥一つ、川エビのフライ一つが、それだけで満足しそうな美味しさ。特にご自分で漬けられたという野沢菜の優しい味に涙が出そうになりました。外国暮らし日本人のサガですね。メインの料理はもちろんですが、すみずみまで心がこもって感じられ、日本の唐揚げの味自体が韓国では探せない中で、皮の中にトビウオの卵をつめたという手羽唐揚げなんて、他では食べられませんよね。
●趣味が夢に、夢が現実になった物語
お客が少ない時間だったので、話し込んでしまいましたが、イケメンのご主人、もともと日本ではモデルをされていたそうで、その後、アパレル関係の貿易業を始めて韓国に住まれるようになり、現在の奥様とも結婚されたとのこと。でもだんだんと趣味として続けていた料理が楽しくなって、家庭でも休みの日ごとにいつも1日3食をつくって家族を楽しませているうちに、日本料理の美味しいものを極めて皆に食べてもらいたい、と考えるようになったのだそうです。
そういう夢を抱きながらたまたま職場の近くを歩いているうちに、テナント募集の広告を見つけて、それがなんと権利金なしという珍しい物件!さらにその夜に夢の中に、完成した店の姿がありありと現れてきたのだそうで、「天のお告げ」のようなものを感じて契約。インテリアも奥さんの親族の方に安く頼むことができて、トントン拍子で開店まで至ったのだそうです。
まったくの初めてでノウハウも何も分からなかったのですが、雇った韓国人が前の店での経験を活かしてすべて教えてくれ、しかもお店に来た韓国のお客さんが、「ぜひうまくいってほしいから」といいながら、メニューの組み方や客をつけるための戦略などを親切に教えてくれため、今ではどんどん固定客がついて団体の予約なども大きく取れるようになったのだそうです。
●在韓日本人の皆さんにお勧めです!
驚くのは一品一品が石田さんのていねいな研究に基づいた、丹精込められたメニューであるにもかかわらず、値段を周囲の店の中で一番安くすることを目指しているというのです。今回は夜に行ったのでメニューが違うのですが、たとえばランチの握り寿司が10ピースで8000ウォンというのは、私が知るかぎり韓国で一番安いはずです。それ以外にも、ランチは5000ウォンから食事ができ、たとえば「トンカツ+うどんスープ+サラダ」で6500ウォンなど、ちょっとビックリする安さですね。
何より、本当に日本の味の世界をそのまま追求しながら、安く美味しくという良心的なお店なので、韓国の人はもちろん、私のような韓国在住の日本人の方にぜひたくさん訪れてほしいですね!(*´▽`)
【行き方】 2号線弘大入口駅1番出口から真っ直ぐ歩いて大き目の道路を越えて右に曲がります。電話番号:070-4220-0345 携帯:010-9258-0345だそうです。
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