■事故から1月、涙に包まれた「師匠の日」 | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

先生方の霊前に捧げられた手紙とカーネーション。「尊敬する先生へ」とある。


事故から1月が過ぎた今日5/15は、韓国の「師匠の日(ススンエ・ナル)」でした。


全国の大部分の学校では、本来予定されていた大々的な「師匠の日」の記念行事を自粛して、平常時と同じ授業を行いながら、カーネーション贈呈、先生への感謝の手紙、『「師匠の恩』の歌合唱という程度にとどめる、最低限の静かな「師匠の日」を送ったということです。


『京仁日報』によれば、合同焼香所では、犠牲になった教師たちの霊前に、生存生徒や同校生徒たち、父兄たちによる赤いカーネーションと共に、「尊敬する先生へ」と題された手紙などが数多く捧げられていたということです。


ある遺族は、準備した手紙を霊前で読み上げ、「冷たく暗い海の中で母親、父親が守って上げられない場所を最後まで守ってくださり抱いてくださった恩を忘れません。最後まで花を咲かせ得なかった子供らと共にいてくださった先生!どうか安らかにあられ、その場所でも私どもの子供たちの手をしっかり掴んでください」と読んで檀を降りると、こらえていた他の遺族たちが皆、声を上げて嗚咽したということです。


また生徒の遺族が、子供に代わって、亡くなった教師の代わりである教師の父母の胸にカーネーションをつけてあげる、という場面もあったとのことです。


ちなみに、韓国の「師匠の日」が5/15であるのは、1万ウォン札の顔、ハングルを創製した世宗大王の誕生日だからです。いわば、文字を教えてくれた世宗大王を、先生の中の先生として、この日を「師匠の日」としたわけです。


本来なら先生らを驚かせるサプライズパーティーなどを盛大にしながら、1年で一番、学校が笑顔で包まれる日のはずなのに、そのようでないことがとても残念ですね。







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