■感動の新医学ドラマに家族でハマってます!≧∇≦)〃♪ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

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彼の能力以上に彼の「患者を治したい」という子供のような心が現実の病院では大問題に?!


●今度はサヴァン症候群のお医者さん!


ひさびさのドラマの話題ですが、“視聴率王子”と異名を取るチュウォン君の主演で、日本でも人気のチュ・サンウクさんがとってもカッコいい名医役として好演する、KBS2月火ドラマ『グッド・ドクター』が感動的です!!今月5日に始まり、現在第4話が終わったところですが、まだ視聴率15.8%とはいえ、同時間帯ドラマのトップを走ってますね。


我が家では現在、家族4人でハマってます。韓国の医学ドラマ、最近はボカシを入れつつも内臓(ニセモノ)をかなり見せちゃったりするので、家族で見る時には皆、ちょっとドキドキですけどね。(^^;)


1988年の米映画『レインマン』以来続くサヴァン症候群(ある特定分野で天才的才能を発揮する自閉症や知的障害の症状)モノではありますが、なんと、今回はお医者さんなんですね。軽度の自閉症を抱えて育ちながら、人体と医学に関する知識をすべて頭に入れ、さらに自閉症が社会生活に問題にならない程度まで治癒したということで、レジデント(研修医)として大学病院の小児外科に勤務するようになる主人公パク・シオン(チュウォン)。


ちなみに、日本でいう「サヴァン」症候群はフランス語読みであり、韓国では英語読みで「ソボントゥ」症候群(서번트 증후군、Savant syndrome)といいます。


彼は、単に医学知識が一字一句すべて頭に入っているというだけじゃなくて、特殊な能力によって患者の体の構造と組織が手に取るように目に見えてしまうということで、どんな医師も見落とすような部分まで、敏感に正確に察知することができます。


しかし、ある時には精神年齢がまったく小学生で、患者の子供の玩具を借りたがって泣かせたり、子供たちの遊びの輪に入れてもらいたがったりして問題を起こします。そして何より、あまりにも純粋な、ただひたすら目の前の患者を治したい、どうしても助けたいという真っ直ぐなケガレのない意思の純粋さ、このまさに子供のような心が大きな問題となります。


というのは、その部分こそが、彼が他の医師たちと決定的に違い、病院組織の中で最も異端となる点だからです。つまり、このドラマの場合、彼のサヴァンによる能力が一番の問題ではないわけです。彼が他の医師たちと違うのは、他の医師たちは皆、病院組織の中で政治的に、自分の保身や病院の名誉、出世、名声、お金のことを優先して、それは日常的にふつうの病院の風景として、手術を拒否したり、担当外の患者を無視したり、患者の危機の最中にゴルフ場でゴマをすっていたりする、ということなのです。


病院の中で彼が厄介ものとされ、問題視され、罰される一番の理由は、アイロニカルにも、彼がただ「患者を助けたい」ということしか考えていないから、という一点なわけです。当然、患者の側である私たち視聴者の目には、彼は最も医師らしい医師であり、それがゆえに現実の医師の世界で最も浮いた異端児となる、そこが彼の存在の特殊さであり、このドラマの一番の醍醐味なわけです。



●“シリアス・チョコザイ”にハマりそう


そもそも彼がこの病院に採用されたのは、その能力を買われたからではなく、たまたま彼がこの病院に向かっている最中に、目の前で遭遇した事故で、その卓越した外科医の能力を発揮して患者を救い、その様子が携帯動画による撮影でインターネットに流れて、全世界からアクセスが殺到して国中のニュースとなった、という一件があったためなのでした。


彼は小児外科専門医キム・ドハン医師(チュ・サンウク)のレジデントチームに入りますが、ドハンはシオンの医学的判断の正しさは認めても、彼を「患者を救うというプログラムが入力されただけのロボット」だと罵ります。というのは、シオンは、別の医師の担当患者の危険を見つけた上に、その医師がゴルフから戻るまで待っていたら死んでしまうからと、無理やり手術室に運んでしまい、そのことのゆえに、ドハン自身がそれを手術をしなければならない羽目になって、手術は無事に終わりますが、それ自体が問題となってしまうからです。


ドハン自身もシオンのそのような行動を決して赦さず、彼を殴り飛ばして責めます。それは正常な人間として病院の中でやっていくためには、絶対に赦されないことだからです。最も人間的で、冷静な判断力を持ち、医術も病院一である名医の彼をしても、そのようにして患者の命が絶対優先ではない、ということには考えさせられざるを得ません。


でもけっこう、シオン君より、ドハンさんが主役じゃないかと思うくらいドハンさんはカッコいい役です。これはチュ・サンウクさんのファンの方は必見ですよ!♪ヽ(´▽`)/


そしてシオン君は、とても健気で真っ直ぐで涙を誘います。子供のままだからですよね。その姿は、間違いなく中居君の『ATARU』のチョコザイ君の影響を受けているとは思いますが、でもこっちの話はどこまでもシリアスで、チョコザイ君のような人を食ったような態度はいっさいありません。みんなの日常に関連した病院現場の話ですし、おふざけに気をつけているという感じですよね。


ということでシオン君を演じるチュウォン君、もとは、ぱっと見、カン・ドンウォンさん似のミュージカル俳優だったんですが、『製パン王キム・タック』の初ドラマで思い切り悪役をやってから話題となり、続くKBS『烏鵲橋の兄弟たち』で人気を博し、それ以降も『カクシタル』はじめ出演するドラマがみんな高視聴率を記録したということで、“視聴率王子”の異名を取って、“チュウォン不敗神話”とまでいわれていますよね。


新鋭ミュージカルスターとして注目を集めていた時には、185cmの長身に鍛えられた肉体、演技だけじゃなく歌、踊りと3拍子そろった大型新人、という評価だったわけですから、今回の背の高い小学生小僧のような演技は、完璧な変身であると感心せざるを得ません。ほんとにかわいい子供みたいに見えますからね。


そして、彼にとっての対照的な存在であるヒロインは、ドラマ『王女の男』や『優しい男』で大人気のムン・チェウォンちゃんですね。男勝りの正義感と気性を発揮しながら、シオン君の最大の理解者となり、彼を不思議な感情で愛し保護していきます。


個人的にチョコザイ君の『ATARU』にも熱狂しましたが、これはもっとストレートで分かりやすい、いわばどこまでも“シリアスなチョコザイ君”なので、またまた彼にハマってしまいそうですね!ヾ(≧∇≦)〃♪



【ドラマ紹介文】 サヴァン症候群の自閉症患者であるパク・シオン(チュウォン)が世の中の偏見を克服し、小児外科専門医へと成長していく過程と、優れた医術を持っているが、心に傷を抱きながら生きる小児外科専門医キム・ドハン(チュ・サンウク)、気さくな性格で二人を温かく見守る女医チャ・ユンソ(ムン・チェウォン)の活躍を描くドラマ。


OCNドラマ『神のクイズ』で新しい医学ドラマの地平を開いたと評価されているパク・ジェボム脚本家と、『グッバイ・ソロ』『アクシデント・カップル』『烏鵲橋の兄弟たち』などで感動と笑いをうまく組み合わせ、確かな演出力を披露したキ・ミンス監督の初の意気投合で話題を集めている。


発想の転換を通じ、従来のメディカルドラマが見せてくれた千篇一律の内容とは180度違う、新しい医学ドラマの誕生を予告している。大学病院の小児外科を舞台に繰り広げられる専門医たちの努力と愛を描いていくヒューマン・メディカル・ドラマ。





ドラマ『グッド・ドクター』ハイライト映像!^0^


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