■梅の花香る智異山の華厳寺を観てきました!*´▽`) | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
梅の花が美しかった華厳寺。その後、桜が満開になってるはずですが、この時はまだでした。



少し前に訪れた、全南求礼郡の名山である智異山の老姑壇西側にある華厳寺です。三国時代の544年に、インドの僧侶・縁起が建てたと記録されています。


建造当時、ここは百済でしたが、なんでも、その後の統一新羅の時代を通して、華厳経伝播の母胎となってきたそうです。


ただし、秀吉の朝鮮出兵で木造建築は一度全焼し、僧侶たちも皆、殺されています。当時、華厳経をすべて石に刻んで、建物の周りを囲んでいたという膨大な石経も、その時に壊されて、今は一部が破片としてだけ残されています。長い間、廃墟となって、その後に今の姿に再建されています。


ちなみに、悲しいことですが、韓国全国のお寺で秀吉の朝鮮出兵の時に同じような被害を受けていない寺を探すことは難しいです。


寺内の美しい建物は、ほとんど、国宝や宝物に指定されています。でも、やはり古い時代の建物には色がなく、時代が新しいものほど、韓国のお寺に独特の色である緑と赤を基調とした色が塗られていますよね。


韓国では、木造の建物にカラフルな色彩で花などの模様を描くことを「丹青」といいますが、ちなみに、これが最も華麗だったのは高麗時代で、その後、朝鮮時代に入ってからは、儒教思想の禁欲志向で青と緑を中心とした抑えた色になったという話です。基本的には陰陽五行の五色(青、赤、白、黒、黄)になっているらしいですが。


桜で有名なお寺なので、まだ桜が咲く前に行ったのは残念でしたが、でもいろんな種類の梅が満開でとても美しかったです。(*´▽`)



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
「智異山華厳寺」の正門。



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
「華厳世界」と銘打たれてます。いいなあ。



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
なんかギタリストみたいですよね。



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
あの向こうの「覚皇殿」に秀吉の出兵で壊された石経の華厳経破片が保管されてます。



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
カップルたちがけっこういい雰囲気で見られましたよね。



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
国宝12号に指定されてる統一新羅9世紀末の石灯。韓国の石灯遺跡の中で最も大きいらしいです。



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
緑を基調としたカラフルな様式が韓国仏教の特徴ですが、時代的には新しいものなんですね。



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
これでも朝鮮時代に儒教思想が入って華麗さが以前より抑えられているというのですが…。



韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!
白梅もあちこちに満開でしたよ!(*´▽`)



☆。.:*:・'☆'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*・'゜☆

韓国情報ランキングに、現在参加中です。
ブログランキング

↑上のバナーをクリックするだけで、一票が入ります!
更新を願って下さる方は、よろしくお願いいたします。