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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

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日曜日の『Kポップスター』でシーズン2の優勝は見事、楽童ミュージシャンの上に輝きました!



SBSのオーディション番組『Kポップスター』のシーズン2は、8ヵ月の大長征の末、兄妹シンガーソングライターである楽童ミュージシャンとわずか満10歳のパン・イェダム君の対決となって、見事、楽童ミュージシャンの優勝となりました。


韓国も今や“子供全盛時代”といわれていますが、彼らの才能と短期間における成長の目覚しさを見ると、それは決して「子供なのにすごい」などではなく、まさしく「子供がすごい!」ということだと感じます。


「幼いのに大人のような技術を身につけてすごい」という挑戦者に対しては、むしろ審査員の目は厳しく、逆に成長の可能性が大きくて、荒削りだけど子供らしい独自の力がそのまま現れているという幼いアーティストたちが残ったような気がします。


楽童ミュージシャンの、お兄さんイ・チャニョク君の、10代のシャープでフレッシュな感性で書かれた、ユーモアとアイディアにあふれ、しかも詩のように美しいオリジナルソングたち。それを兄以上に歌いこなした、妹のスヒョンちゃんの素直でキレイな声。それらによって、彼らは青少年アーティストとして、すでに他に追随を許さないクリエーターでした。


それで、今回のシーズンの結論は、最後の総評であったYGのヤン・ヒョンソク代表の「モンゴルに隠れていたまったく新しいアーティストの発見」という言葉に象徴されていたと思います。


しかし、それらの要素に関しては準優勝のパン・イェダム君も負けておらず、彼の自ら書くラップは、純粋で率直な言葉の中に人の心を動かす真実の感動がありました。そして、この番組に出るまで、ラップもダンスも一度もやったことがなかったとはとうてい思えない、恐るべき成長力は、まさに子供ならではのものでした。


子供だけが持つ、いかなる習慣も身についてない、純粋な声、純粋な演出、純粋な感情、純粋なあり方が、これほどまでに大きな感動を与えるとは思わなかった、というのが今回の大団円を見守った人の感想だったのではないでしょうか。


シーズン1が、歌唱力のあらゆる要素を闘わせた名歌手発掘のシーズンだったとすれば、今回は、たとえ歌唱力に欠点はあり、歌手としての完成度が低かったとしても、そのあり方をもって人を感動させられる“アーティスト”の発見に的が絞られた結果だったといえます。


ただ一つだけ、決勝戦に関して番組側に難をいえば、今回の最後の競演舞台をもっと彼らの自由にさせてほしかったなあ、ということです。1曲目のミッションは、互いに相手が歌った曲の中から歌いたい曲を選ぶということで、比較しやすくするという意味や選択の自由さがあってよかったのですが、2曲目の審査員の選んだ曲を無条件歌わせるというのは、ちょっと一方的過ぎてかわいそうでした。


イェダム君に、ヤン・ヒョンソクさんとパク・チニョンさんの青春の曲であるカルチャークラブの『Karma Chameleon』を歌わせて、「ハーモニカの美しい曲なので選んだのに、なぜハーモニカを弾かなかったのか?」と残念がるのは、「一度も聴いたことがなかった曲」といってる10歳のイェダム君に酷な批評だし、それは演出家にいっておくべきだったということですよね。さらに、楽童ミュージシャンに『熱いさよなら(뜨거운 안녕)』を歌わせて、チャニョク君が精一杯その意図を汲んで番組全体のフィナーレ曲のように演出したら、「決勝終了後のスペシャル舞台みたい」とコメントするというのも、「自分でそうさせたんじゃないかっ!」と突っ込みたくなっちゃいました。(T^T)


ことほどさように、今後も彼らのような純粋な才能は、そういった大人の思惑に毒されることなく、精一杯やりたいように自由に活動させてあげたいなあと思ってしまいましたよね。


ちなみに、優勝した楽童ミュージシャンには自動的にプロとしてデビューできる権利が生じているわけですが、まだ所属社などは決定しておらず、両親と相談して決めるといってます。でも、すでにSBSドラマ『私の恋愛のすべて』のOSTに参加することが決まっています。これからの活躍を見守っていきたいです。(*´▽`)





優勝を決めた楽童ミュージシャンの『Mmmbop』です。途中のラップではイェダム君の歌った曲の題名を全部盛り込みながら、「ずっと見守ってくれた人だけフォローできる」とか歌ってます。ヾ(≧▽≦)ノ"♪



イェダム君の『Offically Missing You』。彼の美声が最高でした!
実際、彼はわずか満10歳で8ヵ月の間、独り奮闘してきたわけですが、その努力の過程を歌った自作のラップが本当に泣けます。ハーモニカ演奏の直前の部分です。
「11歳から12歳(※数え年=年を越したということ)になり、おかっぱ頭から短髪になり、僕の背はもうお父さんの肩までも育って、僕の心も夢も大きくなって…。お母さんとおばあちゃんの笑い声が慕わしい。友達たちとやったサッカーも慕わしい。でも僕はこの舞台が楽しい。最後なのでいおうと思うけど、みんなありがとう…」
応援しているイェダム君のご両親が楽童ミュージシャンとイェダム君の3人を意味する「アカチュ(“楽童一人追加”の韓国語の略)」という文字と「お前たちがいて幸せだ」という文字を掲げて応援しています。自分の子供だけを応援するのではなく、幼い3人を皆、一緒に応援しているのが温かいですね。




楽童最終舞台!『熱いさよなら(뜨거운 안녕)』♪



イェダム君最終舞台!『Karma Chameleon』♪


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