■韓国『Dr.JIN』のキーパーソンは李昰応!≧▽≦)ノ"♪ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

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韓国リメイクの『Dr.JIN』、興奮の放送開始でしたね!ヾ(≧▽≦)ノ"♪


たまたま私は地方のホテルでの視聴となりましたが、『Dr.JIN』1話、2話、よかったですねえ!(*´▽`)


個人的には、日本のドラマ『JIN』へのそれなりのリスペクトが感じられて懐かしくもあり、朝鮮時代と江戸時代、ソウルと東京がパラレルに交差してるような感覚になって、当初心配していたような、日本の『JIN』のイメージが壊されるようなこともなさそうで、一種、スピンオフ的な楽しみ方ができそうだなあと安心しています。



●イ・ハウンという中心人物


ところで、日本の『JIN』は、何よりも坂本竜馬という人物の登場で、重要な歴史の瞬間に同参しているという感動があったわけですが、韓国版、その部分がどうなるか楽しみでしたが、その人物が、まさにイ・ハウン(李昰応)でしたねえ!朝鮮時代に最初に列強に対抗する改革と強い政策を行った、この歴史的に実際する人物の登場によって、やはり韓国の国民が興奮して見ざるを得ないドラマとなっていますよね!


いわゆる、ソン・スンホンさん扮する主人公のジン先生を朝鮮時代で迎えた、イ・ボムスさん扮する人物が、この、後に「興宣大院君」となるイ・ハウンなわけですが、「大院君」イ・ハウンは、自ら王位にはついていませんが、朝鮮最後の王であり、後に大韓帝国初代皇帝となる高宗の父親で摂政となるんですよね。


この、ジン先生がタイムスリップしたドラマの時代は、王の外戚である安東金氏(安東を本貫とする金氏一族)がその立場を利用して国のすべての実権を掌握し、王権を超える勢力を形成していたという、いわゆる「勢道政治」の全盛期。当時はそれによって王権は地に落ち、政治は荒れ果てていたわけですが、王族の中からもその打破を望む勢力が生まれてきており、その中心がこのイ・ハウンとなるわけです。


1話、2話における、だらしない彼の姿は、まさに勢道政治の中で自らの命を守るために、無能な馬鹿のふりをしながら、わざと賭博や酒、女遊びに明け暮れているというものですよね。王族でありながら頭がいいことや志が高いことが分かれば、すぐに殺されてしまうからです。


物語は、おそらくこの時のイ・ハウンに大きな志を持たせたのが、ジン先生との出会いと二人の友情だった、という流れになるんだろうと思います。



●「大院君」、その後の歴史


まさに欧米列強が訪れる危機的な国家の状況にあって、イ・ハウンは、やがて幼い高宗の摂政「大院君」となって強力な政治手腕を発揮して、国内の改革と鎖国政策を行います。


しかし、その改革の手を両班の特権の見直しなどにまで伸ばしたために、その反発を受けるようになって、大人になった高宗が親政を行うようになると、その王妃である明成皇后(閔妃)と対立するようになるわけです。


当時は、日・清・露が朝鮮半島を巡って勢力を伸ばそうとしている状況であり、この大院君と明成皇后の権力争いが、いみじくも周辺三国の勢力争いを激化させることになって、政治は大混乱、結果的に韓国が国を失う原因ともなったわけですから、やはり歴史に「if」を持ち出したくなる存在でもありますよね。


いずれにせよ、大院君も明成皇后も、国家の近代化を考え、偉大な政治能力を発揮して国を強く立てようとしながらも、後の日本による明成皇后の暗殺など、周辺大国の力のせめぎ合いによって無残につぶされていくという過程が待っているわけですが、ただ、このドラマに関しては、そのような危機が現実になるそれ以前の時代なので、私たち日本人が見て「つらい」というような話にはならないだろうと思います。


それにしても、第1話で最初に霧の中から登場するジェジュン君のカリスマ、すごかったですね!


韓国では、同じタイムスリップ物として、終わったばかりのユチョン君の『屋上部屋の皇太子』と比較されていますが、なんでも『屋上…』になくて、『Dr.JIN』にあるものは「リアリティ」なんだそうです。私はそれよりも、『Dr.JIN』になくて、『屋上…』にあったものが「爆笑」だったなあと思いますが…。ヾ(≧▽≦)ノ"♪



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韓国版JIN先生として、なんかすごく許せるソン・スンホンさんです。白衣が似合いすぎ!


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最も安心して見られる演技派俳優として、実在人物イ・ハウンを演じるのはイ・ボムスさん。


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カリスマ・ジェジュン君の完璧な演技が日本発の『JIN』を一気にワールドワイドにしてくれそう。



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