実は、韓国のチムジルパンでの宿泊というのはどういうものかという質問があったんですが、たまたま日本から遊びに来ていた知り合いがいたので、一緒に行ってきました！平日の夜遅くなのでガラガラでした。建物の外観は朝、帰りがけに撮ったものです。＞ｖ＜
行ったのはおそらく最もよく知られている、ソウル駅西口の「シロアム・サウナ（실로암 사우나）」ですね。けっこう韓国ツウの観光客が手軽でリーズナブルな宿泊場所として利用していると聞いていました。
「シロアム」とは新約聖書に出てくる癒しの池の名前で、主人がクリスチャンであるということになり、何かそれだけでも安心できそうな名前ですよね。うわさによると、純福音教会系らしく、皆さん、奉仕精神にあふれていて、中にも聖書の聖句が貼ってあったりします。
利用料金は昼間が大人1万ウォン（約700円）ですが、夜間は1泊12時間で1万2000ウォン（約860円）になります。
以前、龍山駅前にある「ドラゴンヒル・スパ」について紹介したことがあります。そちらも同じ値段で宿泊できますが、そっちは日本の健康ランドみたいで、広いプールがあったり、施設が多様なんですが、基本的に子供を遊ばせている家族連れが多くてうるさい感があります。韓国的で静かで庶民的な伝統的チムジルパンを体験されたい方には「シロアム」のほうをお勧めします。（→ドラゴンヒル・スパ紹介＆羊タオルのつくり方！
）
●一般的な利用の流れ
「シロアム」は、まず料金を払うと、中で着るための半袖半ズボンの館内服をもらい、男女に分かれて1階を入ります。中で靴入れに靴を預けて、ロッカーの鍵をもらい、着替えて中から階段を上がると二階が待合室のようになっていて、ここから上は基本的に男女が一緒にいることができます。
でもふつうはそこに上がる前にロッカーに全部服を入れて、裸で地下の大浴場に降りていってお風呂に入りますよね。いろいろな種類のお風呂やサウナがあり、垢すりもあります。日本と同じですよね。
地下浴場から5階まで自由に上がり降りできますし、常にロッカーから物を出し入れできます。2～4階はさまざまな趣向の汗蒸幕や食堂、娯楽施設が多様にありますし、会議室になるような部屋もあり、会社員がここで会議をしたり、ノートブックを出して仕事をしたりします。
●宿泊のいろいろな方法
宿泊についてですが、基本的に中がとても広く、全館、ぽかぽかとほどよく温かいし、汗蒸幕の中でなくてもどこでもゴロゴロ寝られるようになっていて、夜11時になると照明が暗くなるので、5階の睡眠室を利用せずとも、マットと毛布を5階から持ってきて、そこここに眠ることができます。
もちろん、男女別々で真っ暗な中で眠りたいというという人は、5階の睡眠室を利用します。睡眠室は2段ベッドになっていて、気温も暑くも寒くもないちょうどよい温度で、薄手の毛布もあるし、寝るスペースが箱になっているので、周囲を気にせずに眠れます。いびきがひどい人用の「いびき部屋」（なぜか日本語訳が鼻かく部屋となっている^^;）もあります。
汗が出るくらい暑い汗蒸幕の中で眠るというのも、女性などは血行がよくなり、健康にいいのでしょうが、水分補給も必要だし、慣れていない人にはお勧めしません。重要な水分補給のために私はいつも冷たい「シッケ（米でつくった健康飲料）」を飲みますが、健康酢を飲む人も多いですよね。
施設は以下のようになりますので、ぜひあらかじめ知って、多様に体験してみてくださいね！
５階 睡 眠 室：男性睡眠室、女性睡眠室、休憩室、いびき部屋
４階 汗 蒸 幕：火汗蒸幕、氷部屋、土窟部屋、酸素部屋、炭冷房
砂利汗蒸幕、塩汗蒸幕、黄土汗蒸幕、玉汗蒸幕、売店
３階 娯楽施設：映画部屋、団体部屋、カラオケ、インターネットカフェ
ジム、休憩室、ゲーム部屋、粉食店
２階 休憩施設：白玉汗蒸幕、玉汗蒸幕、休憩室、指圧室、ネールアート
酸素部屋、子供遊戯室、待合室、韓食堂、コーヒーショップ
１階 脱 衣 室：男性脱衣室、女性脱衣室、理容室、美容室、売店
携帯品保管所、座浴室、洗濯サービス、靴磨き
地下 大 浴 場：蒸気サウナ、麦飯石サウナ、塩風呂、気泡風呂、ヨモギ風呂
塩サウナ、冷風呂、按摩風呂、黄土風呂、垢すり
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