■前例ない2日で5万人が募金参加! | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

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慶南情報大学で、総学生会が主催する日本支援募金運動に長蛇の列をつくって参加する学生たち。



昨日も韓国では日本を応援するたくさんの動きがありました。韓国国民による日本支援は、昨日だけで、4万1260人が約6億ウォン(約4300万円)を寄付したということで、前日と合わせて5万3941人が20億3727万ウォン(約1億4513万円)を寄付したことになり、韓国国際飢餓対策機構のパク・ソンヘ・チーム長によれば、「2日間に5万人以上が募金に参加したのは前例がない」とのことです。


昨日は、韓国全国の大学キャンパスでも、学生の有志たちが日本のために自発的募金活動を行っていたということで、釜山市沙上区の慶南情報大学では、同大総学生会が「日本を助ける募金活動」を実施して、学生や教授たちが列になって募金箱にお金を入れていたということです。


●サムスンとLGが共に1億円を寄付


社会福祉共同募金会にも、昨日まで2億2千万ウォン(約1594万円)が寄せられ、大きな額では、SKC会長が5千万ウォン(約356万円)、慶南エナジー社長が1千万ウォン(約71万円)、韓一ルブテック会長が1千万ウォンなど。また、電話で1回に2千ウォンずつが募金できるARSシステムにも、2日間で約4万人が参加したのだそうです。


財界では、サムスンとLGが昨日、それぞれ1億円という巨額の寄付を発表。本来日本のメーカーは強力なライバルでもありますが、LG会長、ポスコ会長、サムスン電子社長などが、日本の日立、東芝、新日鉄、ソニー、三洋などのトップに対して、従業員や家族の無事を祈るとともに被害復旧に協力する意向を伝えたのだそうです。


特にサムスンでは、韓国本社としての1億円支援に加えて、日本サムスンの社員500人が別途に1000万円を集めて送るのだそうで、毛布や下着、洗面道具などの救護セット2000セットも援助し、救助隊10人と医療奉仕団11人も派遣する計画だということです。


●「日本を助けることこそ真の教育」


医療界では、海外医療奉仕団「グリーン・ドクターズ」と釜山市医師会が、2億ウォン(約1420万円)相当の抗生剤、鎮痛剤など緊急医療用品を送付。延世大セブランス病院は11人の医療団を構成し、ソウル大病院も医療陣約20人を待機させ、高麗大医療院は医師や看護師、薬剤師ら10人を派遣する方針だそうです。


教育界では、韓国最大の教員団体として全国の教員教授の90%が参加する「韓国教員団体総連合会」の安洋玉会長が、一昨日、全会員にメールを送り、日本募金参加を要請したほか、各学校で教師・生徒が共に活動を展開するように、教師が授業で日本の惨状を伝えて、生徒の自発的な募金を促す計画だということ。募金活動は全国の学校で行われる見通しです。


安洋玉会によれば、「全国小中高1万1千校が募金運動に参加する。苦しい時に助け合うのが人の道理であり、国同士でも不幸な目に遭っている相手国民を慰め、人類愛を示すべき。特に教師や児童生徒たちは絶望の中にいる日本の人たちを助けるべきであり、それが本当の教育だ。両国の間で、歴史のしこりが残っている部分はあっても、より大きな次元、人類愛での日本国民への支援によって、韓国の生徒たちは、一段階高い歴史教育を受けることになるだろう。日本の生徒や保護者、教師たちが再び希望を見い出して、通常の教育を行うことができるように、できることは積極的に手助けしたい」ということです。


●ビョンホンさん7億W、JYJが6億W


スポーツ界では、日本のオリックス、朴賛浩も1千万円を寄付しましたが、大韓サッカー協会は3/25のソウルでのホンジュラス戦の収益金から3億ウォン(約2100万円)を送り、韓国野球委員会も、「韓国プロ野球」名義でチャリティー基金をつくる計画だそうです。また、安養ハルラ・アイスホッケー団は、支援ためのチャリティー試合を行うのだそうです。


最後に芸能界ですが、イ・ビョンホンさんが昨日、日本の震災被害者のため、赤十字社を通じ7億ウォン(約5千万円)の寄付を発表したのをはじめ、JYJの3人が、救護団体「ワールドビジョン」が目標額として立てた6億ウォン(4300万円)全額を寄付すると発表しました。JYJは、4/2から始まるワールドツアーでも日本の被害の深刻さを訴え、HPで応援メッセージを発信し続けるのだそうです。「寄付の発表をためらったが、これが多くの人々の参加を促すかもしれないと考えた」といっています。


また、アン・ジェウクさんも赤十字社に1億ウォン(約7百万円)を寄付。ジェウクさんは、「犠牲者数は増え続けている。余震や原発の危険など、今も恐怖に震える被災者を思うと胸が痛む。日本の被災者を援助する方法について考えたが、一番実質的に役に立つのは赤十字社に義援金を送ることだと思った」ということです。


今日午後5時25分からは、105分にわたってSBS『日本地震被害助け合い特別生放送~力を出してください日本(힘내세요 일본)』が生放送されましたが、リュ・シウォンさんがこのために全スケジュールをキャンセルして、司会をかってでたのだということ。韓国国民に募金への参加を促し、激励と応援メッセージを送ってくれました。


日本の皆さん、私たちには韓国の温かい友人たちがいます!“力を出してください日本(힘내세요 일본)!”


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昨日3/15、釜山で日本の地震被害援助救護品セット1200個を袋詰めする高校生たち。



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