■日本に対するイ・ビョンホンさんのメッセージ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

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昨日の『朝鮮日報』による、イ・ビョンホンさんインタビューを、日本語に翻訳してみました。ビョンホンさんは昨日、日本の震災被害者のため、赤十字社を通じて、7億ウォン(約5千万円)の寄付を発表されました。


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■3・11日本大地震:韓流スター・イ・ビョンホンインタビュー


私たちあれほどまでに愛してくれた方々…「お願いします、どうか希望を失わないでください」



●韓流芸能人たちと一緒に救護活動に入る


14日、本紙とインタビューを行った韓流スター・イ・ビョンホンさんは、くぼんだ目をして魂が抜けたような姿だった。彼は「政府・企業・市民・俳優・歌手などに関係なく、我が国の各界各層が、皆で力を合わせて日本の人たちに希望を与えるために立ち上がらなければならない」とし、「一番近い隣人である私たちが、みんなで切なる(간절한)心で祈り、努力するなら、これ以上の犠牲の発生を食い止められることもあるのではないか」と語った。


イさんはまず、自分に対して大きな愛を送ってくれた日本の人たちに対する慰労の言葉から伝えた。「想像だにしにくい災害にあった日本の方々に対して、私がどんなことをいっても慰労になりがたいことは、よく分かっています。実は、私自身も日本の人たちが経験している不安と恐怖を感じるため、呆然としてしまって、他の人たちが何かものをいってもよく耳に入らないほどです。もう気をしっかり持たなければならないのに…。ずっと心が苦しく、頭がつらいです。それでも、地震の真ん中にいる日本の方々に一言だけ申し上げたいです。どんな状況の中でも、一筋の希望を手放さないでほしいということです」


イさんは、大地震の惨事の知らせを聞いた後、毎日、所属社の職員たちと共に、日本をいかにして助けなければならないかについて会議を繰り返えしている、と語った。「私が個人的にできる分野と、同僚の俳優、知人たちと共にできる分野とを区分して、日本を助けるために立ち上がろうと思います。こんな時には一つに団結することで、ずっと大きな力が出るのであって、日本で愛を受けてきた同僚の芸能人たちを集めて、救護活動に入りたいと思います。他のことは考えることもできないですね。人が…、生命が、一番重要なことではないですか?」


彼は、韓流スターの中でも、日本の人たちと一番多く共同作業をした俳優に数えられる。映画『ヒーロー』では、日本の“国民俳優”である木村拓哉さんと一緒に共同主演も引き受けたし、今年、初放送されたフジテレビのドラマ『外交官黒田康作』にも特別出演した。


イさんは、「大地震の知らせを聞いた直後、日本にいる知人数十人に、一人ひとり電話をかけて、安否を確認した」という。「地震の知らせを聞いた初日は、一人を除いて誰も電話がつながらず、夜一睡もできませんでした。翌日無事だという知らせを聞いて、どれほど安心したか分かりません。しかし、依然として通話が不可能な地域の被害者たちのことを考えればいたたまれません。その中には、私とほんの少しでも出会うとか、縁を結んだ方々もいるでしょう。胸がつまったようになります」


●日本人たちの精神的傷が深刻…地震の事態終わった後がもっと心配


イさんは、国内の反日感情を意識したのか、『日本』という国よりも『人』をまず考えてほしいと念を押した。「(日本は)一番近い国でもあり、(日本の韓流ファンたちは)私たちをあれほど愛してくれた方々ではないですか? こんな巨大な不幸に向き合っている日本の人たちの痛みを理解し、助けになろうと思うことは、人ならば当然持つべき感情です。すべての韓国人たちが『もうこれ以上地震が起こらず、日本の人たちが平穏な日常に返ってほしい』と願う気持ちを共通して持つようになれば、その思いが海の向こうに伝わるのではないでしょうか」と語り、「他の何よりものそような心構えが一番重要だと思います」とした。


イさんは、「今回の地震に対応する日本の人たちの沈着な姿にも驚いた」と語った。「危急な状況でも秩序を整然と守り、互いに気を配る姿を見ながら、日本人の力というものを感じました。言葉を控えながら、遵法精神がとても徹底した人たちじゃないですか」


彼は、「日本の人たちと共同作業をすれば、時間の無駄だという感じがするほどに事前準備が徹底していて、時には苦労した記憶もありますが、今回の事態を見ながら、考えが変わりました」ともいう。「東京にある高層ビルが地震のためにめちゃくちゃに搖れているのに、徹底的な耐震設計のおかげで大きく破損しなかったでしょう? 多分このようにあらかじめ備える日本人の習慣がなければ、もっと大きな事態が生じていたはずです」


イさんは、地震の非常事態が終わった後の日本のほうをより心配した。「深刻な精神的傷を負った日本の人たちがはたしてすぐに日常に復帰することができるのか」という憂慮である。彼は、「地震当時、所属社のソン・ソグ代表と、女優のハン・ヒョジュが東京にいたので、緊迫した現場の状況を詳細に伝え聞くことができた。いくら地震に対する備えをたくさんした日本人だといっても、その場に座り込み、泣き叫んで、パニック状態に陥る人が多かったという話を聞きました。目下の被害を復旧するために助けになることも重要だが、長期的には日本方々の心に平安を与えるための方法についても考えなければなりません。それについて私にできる役割が、きっとあるだろうと思います」


[原典] http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/03/15/2011031500227.html


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