[マシッタ韓国27] 伝統ある「名人マンドゥ」で粉食! | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

韓国人は、小麦粉をベースにした、ククス(そうめん、ウドン)、チョルミョン、ラーメンなどの麺類、トッポッキ、プッチンゲ、通称「オデン」と呼ばれるオムク(さつま揚げ)、スンデ、マンドゥなどを、一まとめにして「분식(粉食)」といいます。


若い人は大好きで、我が妻もいまだにトッポッキなどをよく食べます。交際中だった頃、日本人には辛くて歯ごたえがあってとっつきにくい混ぜ麺である「チョルミョン」をよく食べさせられたものです。(^ヮ^;)


屋台などでも注文の仕方が上手くて、私だと、プッチンゲならプッチンゲ、トッポッキならトッポッキを食べるだけなのですが、妻は同じ額でプッチンゲとトッポッキを半分ずつ混ぜて出させる。これが美味しくて、プッチンゲの脂っこさをトッポッキの辛さが補い、トッポッキの甘ったるさをプッチンゲの塩味が補うのでした。(お試しください)


さて、そんな韓国の若者に愛される「粉食」ですが、年配者の中には、「小麦粉食品は体に悪い」、「ちゃんとご飯を食べなきゃだめだ」という人がとても多いです。一つには、漢方医学で小麦粉食品があまりよく見られないということがあるのですが、もう一つのとても悲しい理由は、韓国戦争があった1960年代、国全体が食料難でほとんど米が食べられず、それを補うために政府が推奨したのが、小麦粉食品、「粉食」だったからなんです。そのおかげで普及はしましたが、その頃を生きた方々は何よりご飯が恋しかったし、よくない食べ物という印象が強いんですよね。


私の妻も、子供の頃は、白いご飯を食べられるのは誕生日だけで、でもその日もお母さんだけは麦ご飯を一人で食べていて、胸が痛かった、などと回想します。


ということで、昨日紹介した「名人マンドゥ」、1976年釜山に出発した歴史ある「粉食フランチャイズ」のメニューをご紹介します。ソウルの至る所にあるので、ぜひ機会あれば立ち寄ってみてください。「粉食」ですから、値段はどのメニューも3500~4500ウォン(250~320円)と安いですよ。



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韓国のマンドゥは上のような蒸しギョウザか、水ギョウザがふつう。
中華に行くと揚げギョウザがありますが、日本のような焼きギョウザはあまり見かけません。

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若者の間であまりの美味しさに「中毒性食品」とまでいわれている「ラーポッキ(ラーメン+トッポッキ)」。
メニュー名は「명인떡볶이」。みかけほど辛くなく、むしろ甘いので女の子に人気なんですが、この日、隣の席では、いい男が二人で一つのラーポッキをつついていました。^^;)

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「해물볶음우동(海鮮炒めウドン)」。これも海産物とマンドゥの調和がいけます。ヽ(^o^)丿

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カルククス(칼국수)!日本でいうと煮込みウドンという感じですが、マンドゥも入っていていけます。

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「수제비(すいとん)」です!日本では珍しいメニューですよね。
スジェビは歯ごたえもあり、ギョウザも入っているし、スープが美味しいので意外と美味しい。
お腹いっぱいになること間違いないでしょう。

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名人マンドゥの看板です。明洞にも鍾路にも龍山にも…、他いろいろな所にあります。


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私が食べた「제육볶음(肉炒めご飯)」。なんだかんだいって、自分だけはちゃんとご飯を食べてる。(^^;)


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