韓国人は、小麦粉をベースにした、ククス(そうめん、ウドン)、チョルミョン、ラーメンなどの麺類、トッポッキ、プッチンゲ、通称「オデン」と呼ばれるオムク(さつま揚げ)、スンデ、マンドゥなどを、一まとめにして「분식(粉食)」といいます。
若い人は大好きで、我が妻もいまだにトッポッキなどをよく食べます。交際中だった頃、日本人には辛くて歯ごたえがあってとっつきにくい混ぜ麺である「チョルミョン」をよく食べさせられたものです。(^ヮ^;)
屋台などでも注文の仕方が上手くて、私だと、プッチンゲならプッチンゲ、トッポッキならトッポッキを食べるだけなのですが、妻は同じ額でプッチンゲとトッポッキを半分ずつ混ぜて出させる。これが美味しくて、プッチンゲの脂っこさをトッポッキの辛さが補い、トッポッキの甘ったるさをプッチンゲの塩味が補うのでした。(お試しください)
さて、そんな韓国の若者に愛される「粉食」ですが、年配者の中には、「小麦粉食品は体に悪い」、「ちゃんとご飯を食べなきゃだめだ」という人がとても多いです。一つには、漢方医学で小麦粉食品があまりよく見られないということがあるのですが、もう一つのとても悲しい理由は、韓国戦争があった1960年代、国全体が食料難でほとんど米が食べられず、それを補うために政府が推奨したのが、小麦粉食品、「粉食」だったからなんです。そのおかげで普及はしましたが、その頃を生きた方々は何よりご飯が恋しかったし、よくない食べ物という印象が強いんですよね。
私の妻も、子供の頃は、白いご飯を食べられるのは誕生日だけで、でもその日もお母さんだけは麦ご飯を一人で食べていて、胸が痛かった、などと回想します。
ということで、昨日紹介した「名人マンドゥ」、1976年釜山に出発した歴史ある「粉食フランチャイズ」のメニューをご紹介します。ソウルの至る所にあるので、ぜひ機会あれば立ち寄ってみてください。「粉食」ですから、値段はどのメニューも3500~4500ウォン(250~320円)と安いですよ。
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