■スピリチュアル韓国のスピ・ソン | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

日本人女性同僚の持っている『anan』3/3号をみると、副題は「スピリチュアルBOOK」ということで、相変わらず日本はスピリチュアル・ブームである。


いっぽうここ韓国は、なんといってもクリスチャンの国、元来がスピリチュアルな世界に長けている。


私が好きな韓国歌謡で、「これが本当に歌謡曲なのか」という歌がある。数年前にちゃんと大衆にヒットした曲で、カラオケで女子高生なんかが歌っているのをよく見かけたが、どう聞いてもスピ・ソン(スピリチュアル・ソング)である。


ちょうど、ロビン・ウィリアムス主演の『奇跡の輝き』という映画があったが、まさにあのような世界。

愛する一人の人に思いを告げる歌なのだが、内容が、「やがて天上で出会った時にこうしましょうネ」という話。生涯愛そうじゃなくて、その後どうしましょうである。


この歌を知ったのは、忘れもしない数年前の年の暮れだった。


不覚にも聴くとともに涙がこぼれてしまい、おやすみの「チュー」をしに部屋に入ってきた娘に訊かれて、「オンマともう一度、天国で会うことを考えて泣いているんだよ~。お~いおい」と答えたのを覚えている。


やがて「あの世」で、「あ、人生ってどうでした?」と訊かれて、「愛する妻と出会った私の人生は祝福でした」と答えたいものである。


ということで、歌もスゴイけど、これをふつうに女子高生とかが熱唱している韓国がもっとスゴイと思うスピ・ソンの歌詞をご紹介します。




●地上から永遠へ…
(歌:チョン・ギョンファ、抄訳:武藤)



道を失くした世の中のみんなが
涙なきことを願いながら…

今は、たとえ
私たちが遠く離れていたとしても

いつもあなたの胸には私が
私の胸にはあなたが一人

希望を抱ける人がいるので
決して不幸ではないよね


少しずつ、とても少しずつ
少しずつ、とても少しずつ

この世の最後の夜が来る時まで
共にあることが許されずに
そのまま通り過ぎたとしても

私はもう一度、あなたに前に
立つことを信じていた…


天国の青い夜が開かれれば!


もしも、私があなたより先に逝き
そこで人々が私を迎えて

風のように私が往って来た世界が
どうだったかと
私に尋ねてくるならば

私はこのようにいいましょう
あなたを知ることができた私の生涯
私は、祝福を受けたのだと…


もしかして、あなたが私よりも先に逝き
歳月が過ぎて私の姿が
見て分からなくなっていたとしても

愛した地上での記憶は
美しい刻印のように残って

すれ違えば
振り返って私を見ることでしょう
遠い記憶の中の私を見つけて…



지상에서 영원으로

- 정경화 -



길 잃은 세상위에 모든 사람이
눈물 없길 바라며
지금은 비록 우리 멀리에 있지만

언제나 그대 가슴엔 내가
내가슴엔 그대 하나
소망할 사랑 있어
아직 불행하지 않네

조금씩 아주조금씩
조금씩 아주조금씩

이세상에 마지막 밤이 올때까지라도
용서받지 못한채로 스쳐가도 난
다시 그대 마주하기를
천국에 푸른밤이 열리면

만일내가 그대보다 먼저가
그곳에서 사람들 나를 맞으며
바람처럼 내가 다녀온세상
어땠냐고 내게 물어온다면

이렇게 말할께 그대알았던 내 삶
나는 축복 받았었다고.


※おまけ映像(テレビでこの歌を歌う韓国の高校生)