昨日初めてホテルの周辺を歩いてみた。

・・・あ、いや、別に引き蘢りだったわけではなく、こちらでは移動は些細な距離でも全て車で移動する。
危険ということもあるし、そもそも歩いていける場所というのがあまりない。

色々考えたいこともあり、体も訛ってるし、街をゆっくり見てないなと思い、お昼時かつ危なくない地域大を絞り、ちょっと遠くのショッピングモールまでプラプラしてみることに。

Google Mapでは20分弱と表示される。
へえ、結構近いんだなーなんて、ちょっとウキウキモード。

何かあっても良いように、最大限に見窄らしい格好(クタクタの短パンとミッキーがシワシワの薄いTシャツ)と、万が一迷った場合のタクシー代のみをアチャコチャのポッケに入れ分けて出掛けた。
※ということで、外の写真は一切撮ってませーん。


まずは、いつも買い物しているホテル近くの中型モールへ。
ここへはホテルから徒歩1分程度。でもこれくらいしか徒歩で外出することはなかった。

一旦モール内をプラプラし、いつも出入りする場所と違う出入り口に向かう。

いつも車では通っている場所なので見たことあるはずなのだが、なんだろう、新しい世界を見に行く気分。
ワクワクよりもドキドキ(ドギマギ?)の感覚のが強い。

根っからのビビリーな私は既に不審者のようにキョロキョロ。
東京でかったモロッコサンダルを履いたことを少し後悔。


絶対走れない。


気を取り直して、改めて調べたルートを見てみるが、、、あれ、歩道なくね?
ってなわけで、目的地を目印に、肉眼で見える範囲でルート再選定。
もちろん周りをキョロキョロ忘れずに。

定まったところで、再度歩き始めると、とある通りから急に人が多くなる。
そして、いつの間にか私の眉間に異常に皺が寄っていることに気づく。

そう、丁度こんな感じで。


余裕のない雰囲気を醸し出せば絡まれることもないだろう、という浅はかな発想。

いざ歩いてみると、歩道はガタガタで、何度か石畳の隙間にサンダルが挟まることもしばしば(改めて後悔)。

大通りを渡らねばならず、ただ横断歩道なんぞあるわけもなく、陸橋を使う。
日本と同じく、両サイドが階段で真ん中がスロープ状(↓みたいな)


自転車で走れるような道ではないので、車椅子ようなのか、用途は不明。
皆階段で上り下りしているので、無意識にスロープは小走りしてしまったのは想像に難くないかと笑

階段を上りきると、小さな露店状態。食べ物やら、おもちゃやら、靴下?やら、色んなものを売っている。その中で、寝ているもの、物乞いするものも混じっていたり。

この風景はさすがに車に乗ってるだけでは見れるものではない。
そして必然的に神経を全身に集中しながら、表面的にはいつも歩いているかのようにゆっくりとリラックス。勿論、眉間の皺は忘れず。

気に留めないものもいれば、二度見する者もいたりと必要以上に周りに神経をはらう。

無事陸橋を超え、モールの駐車場と思えるとこに。
こちらは私有地に入る際は必ずセキュリティチェックを行う。
かつてテロがあったこともあって導入されたそうな。


既に目の前に目的地が見え、一安心してずかずか進んでいくと、いきなり行き止まり。
あら、別の敷地に入ってしまったらしい。
ふと周りを見渡すと、『POLISI』という文字があちこちに。

警察本部らしい。少し安心。
その後出口を探してみるも、最初の入り口以外は無いようで、ぐるりと本部内を一周してもとに戻ってきてしまった。目的地は目の前だったのに。

どれくらい時間がたっただろうか。
20分で着く予定だったのであれば、かれこれ30分はプラついたのだろう。

空を見るとドンヨリとして雨雲が。
ここ最近夕方近くなると豪雨が降る天候のため、これ以上の散策は諦めることに。


だが、自らの足で歩いたことで、いままで車の中から見ていた光景とは全く違うものを感じることができた。

うまく言葉では表せないが、現地に触れ合った感じがした。


今後もきちんと安全な場所を確認した上で、極力自らの足で歩きたいと思った一日。

帰りにいつものモールで遅めの昼食を物色。
Take Out(こちらではTake Awayという)するお店を2つに絞り、散々迷ったあげくこれ!


懐かしのA&W。
Love、ルートビア。