そうして俺たちは病院横の公園のベンチで話すことにした。自動販売機でジュースを2本買って一本美玲に渡す。お互い一口飲んだところで本題の話に入る。
 


「それで、なんで入院してたの?そんなに悪いのか?」
 「隠し通すのは無理そうだね、ちょっとね手術しないと治らないの」
 うつむきながら言う美玲。とてもショックだった。
 

「それで治るの?手術をすれば治るの?」
 一番気になるところだ。病気になるのはしょうがない。問題は手術をすれば治るのかということだ。
 「手術をすれば治るよ、でもね・・・」
 


最後の言葉が気になる、もう一度質問する。
 「でも、どうしたの?」
 「移植しないといけないの、心臓を、それでドナーが必要なんだけど見つからなくて、ごめんねせっかく仲良くなれてこれから楽しくなると思ってたのに」
 

天国から地獄に落とされた気分だ。いいことは続かないものなのだろうか。世の中は理不尽すぎる。