一宮市の「自主防災講演会」が11月9日に、市民会館で開催され、 名古屋大学減災連携研究センターの護雅史准教授が講演した。 住民らに「被害予測解説」をされたうえで、「家具や建物の耐震策を 急げ!」と力説された。 |
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11月10日付けの中日新聞朝刊「尾張版」記事から引用する。 |
地域防災の意識を高めてもらおうと、一宮市の「自主防災講演会」 が11月9日に、市民会館で開かれた。 |
名古屋大学減災連携研究センターの護(もり)雅史准教授が講演し 「東日本大震災」を受けて 国が見直しをした「東海・東南海・南海」の 三連動地震の想定に基づき、一宮市の被害予測や対策を説明した。 |
一宮市内からは、自主防災会メンバーら430人が参加した。 |
護雅史准教授は講演で、南海トラフ地震の従来の想定で、一宮市 は震度6弱だったのが、新たな想定で震度6強に変わったと紹介。 「建物の倒壊数が圧倒的に増える」と強調した。 |
地震による地盤の液状化現象に関しても 一宮市はJR尾張一宮駅 周辺や尾西、木曽川地域の広範囲にわたり、液状化になる可能性が 極めて高いと説明した。 |
その上で、全世帯で家屋の耐震化ができた場合に、震災の死者数 は85%減少し、家具の固定ができれば、90%減らせるとの被災地 全体の試算を紹介。
「家具の固定と建物の耐震化を急がなくてはならない」と述べた。 |