2025年はお米がないと叫び、
2026年はナフサがないと叫び、
結局、ありましたというオチで締めくくることになりそうですが、
ないといえば、価格が高騰するので、
無理して大量に生産して、価格を無理に下げることはないよね、
という、需要と供給の関係を改めて味わうこの頃です。
工場で物を作って売るという、第2次産業においては、
モノを作らなきゃ話にならないのですが、
その原材料が手に入らない、原材料が高騰するなどの影響が甚大で、
手に入らないなら寝ていればいい、というのは学者の戯言で、
売れる売れないにかかわらず物をとりあえず作らないと、
従業員に給料を払う意味すらないというのが現状です。
製造業において、人件費はざっくりいえば固定費であり、
作った物の量で割り算をすれば、製造原価のうちの人件費の部分が決まるわけですから、
人件費を削減する、というコスト削減という観点からは、
人件費という支出を削減するには、人を減らすか勤務時間を減らす。
製品1単位当たりの人件費を減らすらなら、たくさんの物を作って人件費を薄くする。
したがって、とりあえず作る、これは製造会社の宿命ともいえます。
大量生産大量消費の根源といわれるとそうでもあり、
製造業である以上、物を作ることが企業が生きているということでもあります。
さて、
環境にやさしい、脱石油のものを使いましょう、なんていうことを言っても
非常に高い値段がするので、結果として消費されない。
リサイクルしたものを使おうといえば、リサイクルのためのコストが転嫁され
結果として高い値段でリサイクルしたものを使うという話になり
結果として消費されない。
よく聞く話です。
結局、どちらかというと安い物を買うというのが人間であり、
ただ、環境にやさしい なんて言っても、結局意味がない。
そんな中で起きた中東情勢の悪化は、原油高を引き起こし、
半ば強制的に炭素税を導入したような そんな動きをしました。
原油やガスなど燃料の価格が高騰して、
お湯を沸かす業界は大打撃。
ナフサを含めた原油由来の原材料の価格高騰を招き、
様々なジャンルの製品の価格高騰を招いています。
中東情勢も落ち着いてきましたので、
原油の価格も下落してきましたから、
一段落することを期待していますが、
今回の原油高をきっかけに、脱炭素の動きが出てくるのかどうか
そんなところを注視しています。
結局、原油由来の製品の単価に比べてた時に
原油を使わない製品の単価が安価にならないと、
普及はしないのでしょうね。
今後の企業活動において、脱炭素の機運が高まるかどうか、
注目したいと思います。
…とはいえ、東日本大震災の後の脱原発もそうでしたが、
喉元過ぎればなんとやら、ですから、
そんな機運にならないかもしれませんけどね。
