仮受消費税は預り金ではない。

 

経理をしている人ほど、売上時に仮受消費税で預かって

仕入時に仮払消費税で、仕入れ先に税金を立て替え払いしている。

そう勘違いしている人が多いようですね。

 

経理処理の方法で、税抜経理方式と税込経理方式があるので、

あくまで消費税の場合は、税抜経理方式をとれるので

消費税を預かっていると錯覚してしまう人がやたらと多いなぁ、

そう思うところです。

 

 

 

あえて今回は、消費税ではなく、法人税がもしもこの

税抜経理方式をとったら、どのような決算書になるのかという

そんなシミュレーションを簡単にして、

税抜経理方式という方式による錯覚をご理解いただきたいと思います。

 

 

仮定として、黒字決算とし、法人税等の税率を40%とします。

 

まず、単純な、税込経理方式による

いわゆる通常の損益計算書の例を示します。

 

売上高          100

売上原価         60

販売費および一般管理費  30

税引前当期純利益     10

法人税等           4

当期純利益         6

 

貸借対照表には、決算整理仕訳により

費用としての法人税等4と経理したと同時に

未払法人税等 4

 

が計上されることになります。これが通常のパターンです。

 

 

 

 

さて、これを 税抜経理方式をとると、どのようになるでしょうか?

 

売掛金 100 /売上高 60

                      /仮受法人税等 40

 

仕入               36 / 買掛金60

仮払法人税等 24

 

販管費               18  / 未払金30

仮払法人税等 12

 

というような仕訳を切って、決算書を作るとこうなります。

 

売上高          60

売上原価         36

販売費および一般管理費  18

当期純利益          6

 

そして、貸借対照表において

仮払法人税等36と仮受法人税等40の差額として

未払法人税等4 を計上します。

 

お客様から法人税を預かったという経理をしている形になります。

 

 

特に典型的なものとして、費用計上にもいくつかありますが、

お金の出ていかない費用計上として減価償却費があります。

これを仮払法人税等を使うと

 

減価償却費6    /固定資産10

仮払法人税等4

 

のようになりますが、お金が出ていったり、

立替払いしてもらっていますかね?

 

こんな感じの現象を日商簿記一級の原価計算でやりましたね。

タックスシールド。

 

 

 

 

 

何が言いたいかというと、

税抜経理方式をとると、仮受消費税等というように

預かった、仮払をしたと錯覚をするシステムになっているところが

この話のミソとなります。

 

別に、法人税でも消費税でも、売上高から、つまりはお客様から

受取った収益の一部が税金になっているだけなのですが、

税抜経理をすることで、特に消費税では、

お客様から源泉徴収をしたかのような

そんな錯覚を覚える経理方法なわけです。

そもそも消費税というネーミングがけしからん。

 

 

法人税でもそのような税抜経理をすることで、

お客様から預かった税金を支払うような経理をしても良さそうなのですが、

法人税の場合には、

税率が課税所得によって変化する税制である、ということから

現実にはこのような経理はできません。

 

また、赤字になったときに、

繰越欠損金として翌年以降の利益との相殺はできるわけですが、

必ず還付します、という税金ではないので、

赤字になったときに、未収法人税等という勘定科目で表示することは

許されませんから、このような経理は不能となります。

 

 

以上のことを含めて、参政党の安藤先生の話を聞かないと、

おそらく、あのメガネのおじさんインチキなこと言っている、という

そういう誤解をしそうだな、と思って、今回はこの点を指摘する

投稿をさせていただきました。

 

 

 

私の個人的意見は、

消費税はシンプルな単一税率が一番良いと思います。

 

 

※タイトルがあまりよくなかったので、タイトルと内容を一部補足して

再構成しました。

 

そもそも、公会計って 歳入、歳出という書き方をして

そこに国債償還費などと書かれおりまして、

日本の財政ガー という勘違い野郎が多すぎるという話は

会田卓司さんが指摘されておりました。

 

【祝100万再生】やはり国債は国民の借金ではない/そもそも国債ってなに?/なぜ国債は返済しなくていい?(クレディ・アグリコル証券チーフエコノミスト 会田卓司)【ニュースの争点】

 

しかし、これってよくよく考えてみると、

歳入・歳出という書き方が

いかにも収益・費用のような書かれ方をしていて

損益計算書のように誤解をしてしまうのですが、

実際には、いわゆる国債発行の収入や、償還の支出という

いわゆる資本取引まで入っていて、しかもそれが計上されているわけですから、

全然別の物なんですよね。

余ったお金を基金積立金で歳出に書かれても、

いや、それって企業でいう当期純利益を繰越利益剰余金に

繰り入れているようなものじゃん、

と考えると、なんだかムカついてきましたw

 

 

となると、一度こういうものを作って眺めると、

一般的な企業会計のように

お金の流れが見えやすいかと思って ChatGPTに作らせてみたのが

この国家のキャッシュフロー計算書です。

 

 

 

日本国 キャッシュ・フロー計算書(2024年度決算・試案) 金額
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー  
税収・印紙収入 +75.2兆円
その他収入 +23.6兆円
社会保障関係費 △35.8兆円
地方交付税交付金等 △19.6兆円
防衛費 △8.0兆円
文教・科学振興費 △5.5兆円
行政運営・警察・司法・外交・その他経常経費 △17.1兆円
営業活動によるキャッシュ・フロー +12.8兆円
   
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー  
公共事業関係費 △6.8兆円
政府施設整備・インフラ投資・政府出資等 △1.8兆円
投資活動によるキャッシュ・フロー △8.6兆円
   
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー  
国債発行による収入 +37.1兆円
国債の元本償還・利払い △25.7兆円
財務活動によるキャッシュ・フロー +11.4兆円
   
現金及び現金同等物の増減額(概算) +15.6兆円

 

 

 

一般会計ベースですが、優秀すぎてびっくりですね。

 

結局のところ、歳入が国債発行に依存しているとか何とか言っているけど、

所詮は、財務キャッシュフローの話ですので、運転資金借りて何が悪いの?

という話にしか聞こえないんですよね。

 

利払い費ガー って言っても、

日本国債を多くは日本国民が持っている、日本国全体でみれば

親子間の金貸しですからねぇ。

 

 

これで財源ガー って言っている人、

本当にいい加減にしろとお怒りの今日この頃です。

2025年はお米がないと叫び、

2026年はナフサがないと叫び、

結局、ありましたというオチで締めくくることになりそうですが、

ないといえば、価格が高騰するので、

無理して大量に生産して、価格を無理に下げることはないよね、

という、需要と供給の関係を改めて味わうこの頃です。

 

工場で物を作って売るという、第2次産業においては、

モノを作らなきゃ話にならないのですが、

その原材料が手に入らない、原材料が高騰するなどの影響が甚大で、

手に入らないなら寝ていればいい、というのは学者の戯言で、

売れる売れないにかかわらず物をとりあえず作らないと、

従業員に給料を払う意味すらないというのが現状です。

 

製造業において、人件費はざっくりいえば固定費であり、

作った物の量で割り算をすれば、製造原価のうちの人件費の部分が決まるわけですから、

人件費を削減する、というコスト削減という観点からは、

人件費という支出を削減するには、人を減らすか勤務時間を減らす。

製品1単位当たりの人件費を減らすらなら、たくさんの物を作って人件費を薄くする。

したがって、とりあえず作る、これは製造会社の宿命ともいえます。

大量生産大量消費の根源といわれるとそうでもあり、

製造業である以上、物を作ることが企業が生きているということでもあります。

 

 

 

 

さて、

環境にやさしい、脱石油のものを使いましょう、なんていうことを言っても

非常に高い値段がするので、結果として消費されない。

リサイクルしたものを使おうといえば、リサイクルのためのコストが転嫁され

結果として高い値段でリサイクルしたものを使うという話になり

結果として消費されない。

よく聞く話です。

 

結局、どちらかというと安い物を買うというのが人間であり、

ただ、環境にやさしい なんて言っても、結局意味がない。

 

そんな中で起きた中東情勢の悪化は、原油高を引き起こし、

半ば強制的に炭素税を導入したような そんな動きをしました。

原油やガスなど燃料の価格が高騰して、

お湯を沸かす業界は大打撃。

ナフサを含めた原油由来の原材料の価格高騰を招き、

様々なジャンルの製品の価格高騰を招いています。

 

中東情勢も落ち着いてきましたので、

原油の価格も下落してきましたから、

一段落することを期待していますが、

今回の原油高をきっかけに、脱炭素の動きが出てくるのかどうか

そんなところを注視しています。

 

結局、原油由来の製品の単価に比べてた時に

原油を使わない製品の単価が安価にならないと、

普及はしないのでしょうね。

 

今後の企業活動において、脱炭素の機運が高まるかどうか、

注目したいと思います。

 

 

 

…とはいえ、東日本大震災の後の脱原発もそうでしたが、

喉元過ぎればなんとやら、ですから、

そんな機運にならないかもしれませんけどね。

内部留保の総額が多すぎる、

内部留保をためすぎている、

その割には給与水準が上がらなかった、

アベノミクスは失敗だった。

 

 

なんていうこというアホンダラが結構いますが、

そんなことを言う人は、簿記3級も分かっていないと言ってもいい状態ですね。

 

内部留保って、ざっくり利益剰余金のことですけど、

これって純資産の一部であって、

現金預金は資産ですから、

全く別物なんですね。

 

純資産=資産-負債

 

さて、内部留保を減らすにはどうすればいいでしょうか?

給料を上げる、というのは、あいまいな答えで

正解は 主に次の2つです。

 

・当期純損失(いわゆる赤字)を計上する

・配当をする

 

さて、そうやって内部留保を吐き出すことはできますが、

特に 当期純損失を計上する

という経営をすることで、会社が存続できるでしょうか?

 

やっぱり、内部留保がけしからんというアホンダラはアカン。

そういうことを言う人間は信じてはいけません。

もはや詐欺師です。

 

そんな話を書こうと思っていたところで、スガワラ君が解説しておりますので

こちらで復習してください。