なりたい自分を探しているとき、「誰々のように…」と思うことがあります。

それは、憧れの姿であったり、現実からのないものねだりであったりします。

 

目指す人がいるのは悪いことではありません。でも「誰々のように…」と対象にする「誰々」は、その人の今の姿です。

 

その人の「今」は、その人の歴史が作ったものです。あなたとは、明らかに「歴史」が違うのです。その人の性格や考え方、価値観はその人の過去からの産物です。過去の出来事から出来上がったものです。出来上がった考え方や価値観をまねしても、その人にはなれません。また、その人と同じような出来事がこの先起きるともいえません。

 

では、どうしたらいいでしょうか?

自分なりの価値観や優れた部分、強みで「なりたい自分」になることです。

 

自分以外の誰かになろうとしないことです。

 

自分と他人は明らかに違います。なぜ違うのかと自分を責めても違うものは違うのです。でも、自分なりの考え方で、自分なりの出来る方法で、世の中に価値を生み出せば誰かのために生きることができます。そのとき、あなたが憧れた「その人」にあなたもなることができます。

 

言ってみれば、これが「なりたい自分の姿」です。そして「なるべきあなたの姿」です。表面的には、憧れた「自分以外の誰か」と違います。しかし、根底に流れているものは全く同じです。今度は、あなたのようになりたいと思う人が出てきますから。

 

 自分以外の誰かになろうとしない

 

わかっていても、ついつい自分と他人を比較してそうなれない自分を責めてしまいます。そのためにも、自分特有のなりたい姿を見つけて下さい。