今朝の記事を読まれたブロ友さんから
タイトルにかかげたようなご主旨の
ご質問いただいたので、長くなるため
こちらでご回答させていただきます。
うちの長男が中1、中2でどんな英語学習
をしていたかというと・・・
英語は塾には通っておりませんので、
学校の定期テスト対策をきっちりやって
きただけです。
ただ、よくがんばっているなーと思える
所がひとつだけありまして、それは
英単語暗記
です。学校でどこまでやったとか、次の
テスト範囲はどこまでだから、といった
ことにとらわれず。
家族でちょっとお出かけしたときなど、
10~15分程度の待ち時間ができると
(たとえば、駅でおばあちゃんの到着を
待っているときとか)すかさず単語帳を
取り出して見ていました。外食するとき
なども、どこに行くにも単語帳は携行して
いましたね。
使っているのは、学校統一配布の単語帳
なので、特段レベルの高い単語帳では
ありません。
(『鉄壁』も与えてありますが、まだ
使用開始するには早いのかもしれません)
中1の終わりごろだったかな?一度
長男に尋ねたことがありまして、
「新しい単語覚えるのつらくない?
そもそもちゃんと読めてんの?」と。
「べつにツラくはない。中1の最初に
発音記号習ってるから、読めない単語
はない」
とのことでした。中1のいちばん最初に
「発音記号の読み方」を教わっている
ことは知ってましたので、学校の英語科
(先生はOBです)には感謝しきりです。
純ジャパ、英語先どり一切なし、海外旅行
はおろか、オンライン英会話の経験も一切
なしの新中1がどのような順番で英語学習
に臨めばよいのか先生方が熟知されている
んでしょうね。
中学入学直後、学校でいま何習ってるの?
と聞いたときに、
「発音記号」
って返ってきて、さすがすぎるな~
やっぱ分かっている指導者は違うよね~
と感心させられましたね。
自分の英語学習ヒストリーを振り返って
みると、発音記号の読み方なんて、
誰も教えてくれませんでしたよ…
中学校でも、高校でも。
だから、高校生になって、なんとなく
「この記号は、こう発音するときに
使われるんだな」
と経験的に覚えていったにすぎず、
体系立てて発音記号を学んだことは
一度もありませんでした。
英語学習において、最重要視すべき
は「英単語習得」であるという信念は
あの有名な教育投資ジャーナリスト
さんとまったく同じです。
いろいろな流派・哲学があっていいと
は思いますが、私個人の信条を聞かれ
たら、一瞬の迷いもなく、とくかく
「単語(ボキャブラリー)を磨け」
と即答します。
基本的に、日本語での論証力や表現力
の磨きかたと同じだと思っているから
です。
この信条は、中学受験生の国語記述
添削を通してますます確信が増して
きています。
まったく例外なく、記述力が高い子って
語彙力も高い。語彙力は乏しいけど、
やたらと長い一文をきれいに書ける
構文力や作文における構成・展開が
上手な子にはまだ出会ったことが
ありません。(いるんですかね?)
とくに新鮮味のない答えになって
しまいますが、一にも、二にも、
単語=語彙力(ボキャブラリー
ビルディング)だと信じています。
現中1のお子さんがいる保護者の
方は聞いてみていただきたいですね。
「中1の最初の授業は発音記号の
読み方から始まった?」
って。中高一貫の進学校では
あたり前なんでしょうか?
衝撃を受けたのは私だけ?
現小6のお子さんがいる保護者の
方は入学前の説明会等で英語科の
主任教諭などに聞いてみることを
お勧めします。
「まずはじめに発音記号の読み方
を教えてくださいますか?」
と。
もし、答えがNoだったら、入学前
春休みに買うべきはこちらになる
でしょう👇
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テキストなんて類書がないのでは?
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英語初学者が、いちばんはじめに
発音記号を完璧マスターできると、
その後の単語習得の加速度がまるで
違うはずというお話でした。