明日発売のYA小説新刊をご紹介します。
きっと2025年の中学入試で使われそう。

母子家庭と父子家庭で育ったふたりの少女の出会いと成長を描く

『光の粒が舞いあがる』
蒼沼 洋人

PHP研究所
240ページ




だれかと出会うこと。あこがれること。勇気をもって向き合うこと。
そうしてひとは、強くなる。


【あらすじ】
中学1年生の心愛は母親と二人暮らし。仕事が忙しい母親を助けるため、部活動を諦め家事の手伝いに奮闘する日々を送っていた。そんな心愛のささやかな楽しみは、駅前のボクシングジムで練習に励む少女を眺めること。踊るように、舞うようにサンドバッグを叩くその姿は、見ているだけで胸のモヤモヤが吹き飛び、前向きな気持ちになれるのだった。しかしある日、見つめていることが少女に気づかれてしまい……。
ボクシングを通じて紡がれていく絆。絆を通じて解かれていく迷いと悩み。迷いと悩みを通じてたどり着いた、「自分がするべきこと」とは?

【もくじ】
●Chapter1:透明な壁の向こうがわ
●Chapter2:新世界
●Chapter3:世界の終わり
●Chapter4:氷の女王
●Chapter5:光の粒が舞いあがる