平成26年の栄光学園で
使われました。

『ソーグのひと夏』
ロベール・サバティエ 作
堀内 紅子 訳

2006年3月発行

福音館書店

431ページ

935円




孤児のオリヴィエは、父母の故郷ソーグの村を訪れ、祖父母の家でひと夏をすごします。豊かな自然に包まれた、昔ながらの暮らし。牛に草をはませ、仔牛の誕生を手助けし、ザリガニ漁に我を忘れ、鍛冶場のふいごの綱を引き……と土地の生活に全身を浸しながら、素朴でたくましく個性的な多くの人に出会う日々。両親の過去にふれて胸の潰れる思いもしますが、ソーグの風と水と土は、ゆっくりと深くオリヴィエの心を癒し、励まします。