京大和文英訳がまもなく終わるので、次は東大世界史論述も仕上げていきます。

記事にしていないだけで、たくさん書きためた答案はあるので。

さらに、日本史の論述も始めたいと計画してます。使用する予定の問題集はこちら↓



せっかくなら、中学入試で問われてもおかしくない論点を取り上げていこうと思います。



1996年 第1問

18世紀後半にイギリスで始まった産業革命は、世界全体に工業社会の到来をもたらし、現代世界の形成に大きな役割を果たした。そのさい、人々はイギリスの覇権を「パクス=ローマーナ」(ローマの平和)になぞらえて「パクス=ブリタニカ」と呼んだ。しかし、「パクス=ブリタニカ」の展開には、さまざまな地域において、これに対抗する多様な動きが伴った。現代世界はこのような対抗関係を重ねるなかで形作られたとも言えよう。そこで、19世紀中ごろから20世紀50年代までの「パクス=ブリタニカ」の展開と衰退の歴史について、下に示した語句を一度は用いて、解答(イ)に15行(1行30字)以内(450字)で述べよ。なお、使用した語句に必ず下線を付せ。


  自由貿易、南京条約、アラービー=パシャ、3C政策、マハトマ=ガンディー、宥和政策、マーシャル=プラン、スエズ運河国有化

解答例