LP 『 限りない 青春の季節 』 より | ゆふぎりのブログ

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  65周年に向かって舟木一夫さんと共に

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    舟木一夫15周年記念リサイタル  
     歌とモノローグで綴る15年の歩み  
 
       限りない青春の季節 
 
 
  案内文を読むと、 2時間20分のリサイタルで
22曲を歌い、その間にトータル40分の語り、つまり                   モノローグが入っている。
 
 構成は6つのテーマに別れ、それぞれのテーマについて舟木さんがご自身の思いを語り、歌につなげていく。
 
       1 生い立ちと巣立ち           
          2 青春のモチーフ
             3 初恋
                4 友について
                   5 女を語る
                      6 生きることについて                        
 
 LPレコード2枚にまとめられたため、モノローグの部分はかなりカットされているが、それはジャケットに収められた歌詞と共に、口述筆記のごとく、すべて掲載されている。
 
 このレコードを聴いていると、リサイタルが開催されたことを本当に喜び、ファンの
方に感謝している気持ちが切々と迫ってくる。あまりにもご自分の気持ちを素直に
出されているので、聞いていて苦しいような部分もあるが、それはそのころの舟木さんの状況を慮かってしまうからだろう。
 
 
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 デビュー15周年、厳しい現実あり、舟木さんの精神が一瞬ショートした1年半後
くらいに開催されたこのコンサートの記録。舟木さんの語る声にまだ少年のような
危うさが残っているようにも感じられるが、しかし前向きに出発しようというエネルギーも静かに燃えだしている。
 
 
  最後の2曲「絶唱」「学園広場」
 「絶唱」のあたりから少し感情が乱れ、エンディングの「学園広場」では途中から
ほとんど泣きじゃくってしまって歌えない。バックのコロンビア混声合唱団の声だけがステージに響き、間に舟木さんの咳き上げる様子がかすかに届く。聴いているこちらも臨場感いっぱいに胸が詰まってくるが、聴き終わった後は、その充足感を当時の舟木さんと分かち合えたような気がして、それは確かな喜びであった。
 
 
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  モノローグの最後から抜粋
 
『 青春の中で初恋は、大事です。友もまたそれ以上に、僕の所へ来た嫁さんも大切でしょう。おふくろも大事です。弟も、妹も皆大事です。
でも、やっぱり、皆さんの他により以上のものは、ありません。兎に角、僕は、歌える所まで歌って行きます。
 その最後が皆さんのご希望にそうか、添わないか、兎に角やってみます。』