ただいま入院中
ご無沙汰しています。実は入院しています。その経緯をようやく書く気になれました。入院生活が暇過ぎるということもありますが。8/27(日)お風呂に入るとき鏡を見て上半身映すのですが明らかな異変を感じました。右胸にエクボがあるのです。そしてその周辺に、左胸にはないシコリをハッキリと確認しました。翌日はどこにランチに行こうなどと考えていたのが一変、病院を受診することにしました。8/28(月)受診するなら絶対ここ!と決めていた病院が職場の近くにありました。道を聞かれる時によく出てくる病院で人気があるのだなと確信していたからです。だからいきなりの受診予約は難しいだろうと思っていましたが勇気を出して電話(電話が大の苦手。しかも病院予約とか憂鬱でしかない)女医さんを指名しなかったお陰かその日のうちに受診できることになりました。受診する前から怖さで全身から力が抜け食欲もありません。病院到着。症状を伝えるとお医者さん触診後、シコリの大きさを測る定規みたいなものをかざす。(もう、あるやんやっぱ)恐怖のマンモグラフィー。25歳の時以来。あの時の激痛に比べれば3分の1以下。エコー。右だけえらく長い、要所要所で画像を止めてプリントアウトしている様子。脇も念入りにされる。この時間がめちゃ怖かった。気弱な声を発しても何もフォロー無し。無駄に安心させることも怖がらせることも、しちゃいかんのやろうな。結果は翌週に。9/4(月)ドキドキ、クラクラしながら診断聞きに行った。先生からグレーゾーンと言われ、針生検をすることになった。局部麻酔をしてシコリ目掛けて太い針をシャキーン!シャキーン!とぶっ刺す🪡4回くらい滅多刺し。音は凄いが痛みはない。また結果は来週…。9/11(月)乳がんの診断が下った。やっはりそうか…という感じ。ステージ2の見立てだが手術してみないと本当の所はわからないらしい。温存の方向だが、その場合放射線治療を25回受けなければならないらしい。女性ホルモンを食い物にするタイプの乳がんだそう。診断が下るまでの2週間が精神的に1番きつかったが、身体は意外と普通に元気なので仕事に行った。そして会う人会う人に怖い怖いと言うことで精神安定を図っていたと思う。入院、手術の日取りも決定した。11/6入院の、8日手術。ちょっと間が空くのは父の大阪での同窓会と母の帰省(祖母が100歳を迎えた為兄弟で集まる)そして職場のイベントが10月の末に重なっておりその日がベストと考えた。なので11/4まで普通に勤務。いつも家でテレビばかり見て本当に何もしない父も同窓会の大阪行きはとても楽しく刺激になった様だ。兄弟達とシェアハウスで2泊しはしゃいできた様だし。介護施設は面会に規制があり祖母にはガラス越しでしか会えてないが母も祖母や叔父たちに会え少し私のことから頭を離せたのではと思うが祖母から気を付けて帰れよ(東北弁)と言われて泣きそうになったらしい。叔父たちに私のことは言えなかったみたい。私とは真逆の対処法。母も帰福したら入院まであと4日となった。術前検査で温存から全摘に変わったのは衝撃だったが放射線25回も辛いし、転移の恐怖が大きいのも嫌だ。どうしますか?とも言われず、素直に受け入れた。お風呂に入りながら泣いたのも1回くらい。テンションは高くはもちろん無いが低過ぎることもない不安はもちろんいっぱいよぎりエゴサならぬ、病サ?をしては良からぬ情報がいっぱい入ってくるので途中でやめた。絶縁していた小学校時代の友人からガン封じのお守りが届いた時は泣いた。共通の友人が教えたのだろう。数人の友人が、糸島にドライブに連れてってくれたり、食事に誘ってくれたり、お守りくれたり、地道に集めてくれた大量の入院グッズをくれたりした。11/6(月)入院当日は緊張のあまり、病院の駐車場で吐きそうになったが、なんとか堪え病院に入った途端おさまった。11/7(火)マーキング(犬や猫のおしっこではない)摘出する胸に、手術の目安を描くのだ。すんごい落書きの様になった。11/8(水)手術当日歩いて手術室へ向かう。バクバクしながらも観察。驚いたことに、執刀医含め麻酔科医からサポートする人まで全て女性だった。色々なものに繋がれ麻酔が投入され始めると、頭の中にスモークが焚かれている様な気持ち悪い重みが漂ってきてやがてその重みに耐えられなくなって意識を失った。執刀医の先生が笑顔で転移はありませんでしたよ!と言ってくれた様な気がしたが幻か、、、。(幻じゃなかった!ホッとした!)だだっ広い手術室に1人置いてけぼりにされてる感覚で不安だったがそれこそが幻だった様で個室に移動されていた。麻酔から目覚めても麻酔の余波が時々訪れる。頭が重く気持ち悪いのとドレーンを下げていて寝返りが打てない体勢のきつさがあった。当日はもちろん絶食だったが驚いたことに翌朝から普通に常食だった。食べれないよー!11/9の朝は卵豆腐だけ食べた。現在はドレーンも取れて食欲もちゃんとあって昨日初めてシャワーの時術後の身体を見た。泣きも喚きもせず淡々と受け入れてる自分に驚く。でも不意打ちで鏡に映ると驚く😱。フランケンシュタインみたい。今のところ再建のつもりはないが再建手術で入院している方が多いことに驚くいずれしたくなった時に考えよう。この病気になって入院して思ったことは命には本当に限りがあるんだと自覚させられたことと自然が尊いということかな。無性に植物を見たいし風に吹かれたい。だいぶ寒くなった様だけど全く実感がない。コロナ5類になったとはいえ、院内で発生したら大変なので面会も謝絶だし、外にも出られない。売店もない。高級な刑務所にいる感じ。ご飯が美味しいのと看護師さんが優しいのは救われた。本当に尊いお仕事だなと思った。というわけで長くなりましたが読んでくだすった稀有な方ありがとうございます。普通の生活が1番幸せって知っていたつもりだけど思い知らされました。コンビニでコーヒーを買うあの行為でさえ当たり前ではないのだと。皆さんも何か身体に異変を感じたらすぐに病院行ってくださいね🙏