まったく私的な日記です。

 

我が家にオランウータンの人形がありました。それはかなり昔、シンガポール動物園に行った時の事でした。南国ですからオランウータンもいました。そして帰りにお土産のショップに寄った時でした。オランウータンのいろいろなサイズの人形が売られていたのです。その姿を見た時に、園内で見た時とそっくりに感じられて、とてもかわいく思えたのです。うーん、買わずには帰れない。身長が60センチほどの大きさの物を買って、我が家の家族になりました。

 

家の中では、初めての人形でした。そんな事から家に置くだけでなく、車で出かける時は助手席にすわったり、食事のテーブルでは椅子に座ったり。子供が生まれてからは、一緒に散歩に行ったりもしていました。

 

しかし、年月が経ち子供も大きくなると、友達と遊ぶ方が多くなり。まして大人になると、部屋の棚に載ったままになってしまいました。

 

 

ある日偶然ですが、近くで人形供養をする行事があることを知りました。思えば、五月人形を飾らなくなって何年も経ちます。物置に眠ったままになっています。ウーちゃんも良く見ると毛並みは乱れ、顔も汚れていました。長生きするオランウータンもいるようですが汚い姿でいるよりは、長い年月を我が家で過ごしてくれたので、五月人形と共にきちんと供養をしてあげたくなりました。

 

会場へ持って行くと、受付で預けるシステムでした。その場で苦境するのではなく、他の場所で行われるようです。人形をお願いして帰ってきました。

 

動物のオランウータンと、同じくらい過ごせたでしょうか。動物園などで飼育されると、50歳ぐらいまで生きるケースもあるらしいのですが。子供も大きくなれば興味が無くなったので、汚れたまま飾るよりはいいのかな?

 

子供部屋の棚に、ポカンと空間が出来ました。