2024年6月24日、ウィーンへ出発。 | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

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世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

昨日6月28日、無事にウィーンから帰国しました。やっと疲れも取れてきたのでオーストリア遠征について書いていこうと思います。

 

 

 

 

2024年6月24日、午前11時前に自宅を出た僕は上野から京成スカイライナーに乗車、そのまま成田国際空港へと向かいました。本当はその一本前の、都営浅草線と京成本線を直通する特急料金不要のエアポート特快に乗りたかったのですが、なんやかんや自宅でもたついていたら乗り遅れてしまいました。

 

京成スカイライナーは東京から成田空港へのアクセスとしては現在のところ最短の所要時間を誇りますね。しかし全席座席指定で乗車券とは別に特急料金がかかるため少々お値段は割高です。

 

以前からお話ししているように今回のオーストリア遠征は元々は全く予定にしていなかったものです。金銭的なことを考えた結果、今回のAC/DC欧州ツアーは来月のスロバキア遠征の一回のみが今の自分には限界だと結論付けていたわけです。それをとある日曜日の昼下がりにほんのちょっと泥酔したがためにただの酒の勢いだけでウィーンのチケットを買ってしまい、その結果仕方なくオーストリア行きを計画せざるをえなかっただけに過ぎません。

 

ということで極力お金にはシビアになり切り詰めていきたいこのオーストリア遠征なのです。そんな今の僕にとっては、成田空港へ行くのにわざわざスカイライナーを使うなんて贅沢中の贅沢なのであります。しかしこのスカイライナーの次の電車となるとちょっとその後の空港での時間的余裕がなくなりそうだったので、大変不本意ながら高い特急券を払ってスカイライナーに乗車することにしました。旅の初っ端からイタい出費です。

 

 

 

てことでプチヤケ酒をば。更にイタい出費ですが、まあ、これで、いいのだ。

 

 

 

乗車後しばらくはビールを飲みながらただボーッと過ごしていたのですが、ふっとあることを思い出してしまいました。

 

 

「あれ?そういえばメガネって持ってきたっけ?予め準備したのは覚えているしそれを一度カバンに入れた記憶もある。でも荷物を最終確認した時にメガネを見た記憶がないぞ。。。」

 

 

慌ててスーツケースを広げて再確認。何度も探しましたが結局メガネは見つかりませんでした。どうやら自宅に置き忘れたようです。僕は視力が両眼とも0.5前後とあまり良くはありません。運転免許には「眼鏡使用」の制限があります。ただ日常生活に重大な支障をきたすほどの悪さかというとそこまででもないので、普段メガネをかけることは滅多にありません。顔の皮膚に密着する感覚が好きではないのでね。せいぜいスポーツ観戦やコンサート鑑賞の時には必ず使用するくらいです。なのでついうっかりしてしまいました。

 

 

「う〜ん、せっかくの8年ぶりのAC/DCを裸眼で見ることになるのか、ガッカリ。。。空港に眼鏡屋さんあるみたいやから、出発に間に合うんやったら作ってもらおかな。」

 

「アホ、何ほざいとんねん。メガネ一個作るのにお金なんぼかかる思っとんねん。切り詰めていくんちゃうんかい?これ以上無駄な出費増やしてどないすんねん。」

 

「そうやねんけど。できることならよりハッキリした視界でAC/DCを観られるにこしたことはないやろ。」

 

「メガネなしやと視界がぼやけて全く何も見えません、わかりませんって人ならともかく、お前の場合はメガネなくても日常生活普通に送れる程度の視力はあるやないかい。よりクッキリ見えるってだけの話や。わざわざメガネ作ってもらうほどのことやとは思えんな。」

 

「まあ、でもなあ、この遠征にかけた総費用を考えたらやな、そのメガネ代をケチることで最終的にはもっと大きな金額を無駄にすることになるかもしれんやん。」

 

「そらそうやけど、金かかるやんけ。切り詰めていかなどないすんねん。」

 

「うん、とりあえず金額だけでも聞いときたいわ。それで高すぎたらやめるから。」

 

「そうか。ほな、まあ、やってみいや。」

 

 

と、車内では「メガネあったほうがええがな。」&「いや、なくても困らんがな。」という心の中の二人の僕のプチ口論が始まりました。そして最終的には前者の僕がその口論に勝利。そうこうしているうちに成田空港第一ターミナルに到着し、まず向かったのは勿論チェックインカウンターではなく空港内の眼鏡屋さんでした。

 

 

「すみません。今からメガネを作っていただくとするとどのくらい時間がかかりますか?」

 

「今からですと、レンズの在庫があれば30分ほどでできますよ。」

 

「そうですか!!では最も安いものだといくらしますか?」

 

「そうですね、まずはレンズですが、こちらの¥29,800のものが最もお手頃です。そしてフレームはこちらの¥19,800のものが。。。」

 

「一番安くてもそれくらいするんですね。。。」

 

「そうですね。合計で¥49,800ほどになります。」

 

「わかりました。。。すみませんがやめておきます。失礼しました。」

 

 

さすがにAC/DC演奏中のわずか2時間ほど使用するだけの、ただの忘れ物の代用品でしかないメガネに対してその値段を支払う気にはなれませんねえ。。。ZoffやJINSが空港内にあればなあと思うも、ないものは仕方ありません。裸眼で頑張ることに決定です。

 

その後は中国際航空のチェックインカウンターへと向かいました。かなりの行列で自分の番が来るまで時間がかかりましたがそれを除けばスムーズに手続きは完了し、その後は両替や旅行保険加入の手続きを済ませ出国手続きへ。

 

出国手続きで少し驚いたのは無人化が進んでいたことです。以前は窓口のスタッフにパスポートと航空券を提示していましたが、現在はそれらを自分で所定の読み取り機にかざすだけで手続きが完了するのですね。やはり時代は刻一刻と進化しているのだなあ、としばし感慨にふけりつつ搭乗ゲートへ。そこでは特に何もなくそのまま出発時間を迎えました。ウィーンへの空の旅(北京経由)がついに幕開けです。

 

 

 

 

搭乗ゲートで待機中。

 

 

 

 

この飛行機に乗るのだ。

 

 

 

機体の準備の遅れとかで機内へ案内されるのが数十分遅れましたが、その後は特に何もなく飛行機は無事に離陸し経由地の北京へと向かいました。

 

 

つづく