それでは続きです。ほな。
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アリーナ最前密集エリアから逃げてきた僕は再びテキトーに場内をしばらくぶらぶらうろついていましたが、あと十分ほどでAC/DCが登場するであろう時間となりスタンド席の通路にあるトイレへ。そしてそこから再びアリーナへ戻ろうとした時、僕は思わず「えええええーーー!!??」っと声を上げそうなほどびっくりしてしまいました。
AC/DC登場の約10分前の場内。
同じく。別角度から。
前回の投稿で客の入りがよくなさそうとは書きましたがそれはまだ前座の演奏も始まっていない早い時間帯でのこと。しかしメインアクトであるAC/DC登場寸前にも関わらずアリーナ部分がなんと半分程度しか埋まっていないのです。いくら2日目とはいえここはAC/DCのお膝元のオーストラリア、しかもその二大都市の一つであるメルボルンです。にわかには信じがたい光景でした。
その後アリーナに戻りスタンド席を見渡しましたが、やはり満員というわけではありません。確かにこのRock or Bust World Tour は前回のブラックアイスのツアーと比べると規模的には劣ります。前回は3公演だったメルボルンやシドニーも今回は2公演ですし、南米や日本には今回のツアーは行っていません。総公演数も少ないです。それにしてもちょっとこれはなあっと首を傾げざるをえませんでした。
スタンド席も上層部に空席が目立ちます。
同じく。
角度を変えれば上層部までまあまあ埋まっている部分もあり。
とはいえいつまでもグジグジそんなことは気にしておれません。さて本日のライブ、アリーナのどこら辺で観ましょうかね? ちょっと考えて出した結論は、
「アリーナの最も後ろ。アリーナにいる他の全ての観客よりさらに後ろ。」
でした。理由は前回も触れたように最前エリアでは日本から来たM君とH君が陣取っていて頑張るはずなので、
「だったら前だけではなく最後方も日本人が陣取って燃えてやろうじゃないか!!」
「一番前と一番後ろ、共に日本人でアリーナを挟み込んでやろうじゃないか!!」
とそう考えたのであります。なんのために?っと聞かれると困りますが(笑)。ビールも回っていたこともありそうしようと決めたのでした。
てことでここで見ることに決定。
しばらくして場内に流れる音楽が止まりオープニング・アニメがスタート。ついにAC/DCメルボルン公演の幕開けです!!
オープニング・アニメ
その後の僕はとにかく熱くAC/DCの音楽に応えることに終始しました。拳を振りかざしたり、首を振ったり、ダック・ウォークをしたり、とにかく体全体でAC/DCの音楽を受け止め、そして体全体でAC/DCへその感謝の気持ちを伝えました。
そしてはるかステージ目の前のアリーナ最前エリアにM君とH君がいるのです。きっと興奮状態でライブを楽しんでいるに違いありませんが、もしかするとあまりの密集状態で身体が悲鳴をあげているかもしれません。
そんな彼らへの激励と労い、そして無理はしないでくれとの思い、そんな僕の気持ちを彼らまで届けよう、そんな意味も含めて、ライブ中ずっと僕は体全体でAC/DCの音楽を楽しみました。
そんなこともあってかライブ中写真はほとんど撮りませんでした。またカナダ同様に7年も経たのでライブ内容の具体的描写はできないので書きません。
December 8 2015. Melbourne AUSTRALIA.
1. Rock or Bust
2. Shoot to Thrill
3. Hell Ain't a Bad Place to Be
4. Back in Black
5. Play Ball
6. Dirty Deeds Done Dirt Cheap
7. Thunderstruck
8. High Voltage
9. Rock n Roll Train
10. Hells Bells
11. Baptism by Fire
12. You Shook Me All Night Long
13. Sin City
14. Shot Down in Flames
15. Have a Drink on Me
16. T.N.T.
17. Whole Lotta Rosie
18. Let There Be Rock
Encore
19. Highway to Hell
20. For Those About to Rock (We Salute You)
終演後。アリーナ前方まで行ったけど誰かに会ったんやっけな?思い出せない。
さて、このライブが終わると後は宿に戻って帰国の準備をするだけです。しかも翌朝は7:40発の飛行機に乗らねばなりません。余裕を持ってその2時間前に空港に着こうとすると4:30くらいには宿を出る必要があります。なので早く宿に戻らねばと気持ちは焦るものの数万人が退場する中でダッシュするわけにもいかず、ただ周りの流れに合わせて出口へと向かっていたその時、一人の男性から声をかけられました。
「おい、おい、君、俺は以前君と会ったことあるぞ。覚えてるか?」
「(誰この人?)ごめん、ちょっとわからない。どこで会ったの?」
「グラスゴーだ。」
「グラスゴー?」
「そうだ。グラスゴーだ。そこで君と会ったんだ。」
「え!?あ、あああ!! ひょっとして日本に行ったことがあるって言ってた人?」
「そう、俺は日本に行ったことがあるぞ。」
「じゃあひょっとして奈良も行ったって言ってた??」
「そうとも!!奈良にも行ったぞ。」
「たぶんわかった。ちょっと待って。(慌ててスマホでこのブログのグラスゴーの記事にアクセスし、そこに載せた彼と思われる男性と一緒に撮った写真を表示)。これこれ。これでしょ?」
この写真。2009年6月英国グラスゴーにて撮影
「そうさ!!その通り。これは俺だよ。ハハハハ。」
「すげー。めっちゃ久しぶり!!」
「そうだな。ハハハ。」
な、な、なんと、2009年の英国スコットランドのグラスゴー公演の場内で「俺は日本に行ったことがあるんだ。」みたいに話しかけれて一緒に写真を撮った男性(その時のことはこのブログの「グラスゴー公演その2」という投稿で触れています。)と、何故かオーストラリアのメルボルンで奇跡の再会です。いやあ、驚きました。
てことでまた記念撮影
どっか飲みに行こうと誘われましたが翌日の飛行機が早いため残念ながらお断りし、また地球上のどこかで会おう!!ってことで彼とはお別れ。そのまま早足で宿へと戻りました。長い1日の終了です。
つづく