12月8日、AC/DCメルボルン公演2日目その1 | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

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世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

ではライブのお話行ってみましょう。よろしくどうぞ。
 
 
 
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この日のAC/DCメルボルン公演は僕個人にとって記念となる公演でした。実はこのライブが僕にとって通算50回目のAC/DCのライブだったからです。
 
ちなみに初めて見たのは Stiff Upper Lip World Tour の2001年2月23日大阪城ホール、そこから始まって2009年と2010年の Black Ice World Tour、そしてこの2015年の Rock or Bust World Tour、一つ見ると「またもう一回見たい。」、そしてもう一回見ると「またもう一回みたい。」、そしてさらにもう一回見ると...といった具合に、ただ「AC/DCのライブがまた見たい」という欲求を可能な限り追い続けた結果が積み重なり、いつの間にかこの回数になってしまった気がします。
 
それはいいとして、入場するとまずはビール。お腹が空いていたので軽食もついでに購入。プーティンではありません(笑)。結局軽食では足らずに追加でもう一品食べることになりましたが。。。
 
 
 

まずはビールとホットドッグ。

 

 

 

 

 

そしてフィッシュアンドチップス。さすが英連邦の国ですな。

 

 

 

その後場内を適当にぶらぶら歩いていたのですが気になることが一つありました。どうもこの日の観客の入りがあまりよろしくなさそうなのです。前々日の初日と比べて明らかに人が少なく、アリーナ部分では初日では存在したはずのアリーナ前方と後方とを区切る鉄柵がこの日は撤去されていました。

 

 

 

このように。初日にはアリーナ部分は前後が鉄柵で区切られていたのに。
 
 
元々は前方エリアが「ARENA1」で後方が「ARENA2」と別カテゴリーとしてチケットは販売されていましたから、明確にこの両者を分けるための鉄柵が必要ないわけがありません。にも関わらずのこの措置です。同様のことは2010年1月のニュージーランドのウェリントン公演2日目でも経験しただけですかね。これだと「ARENA1」のチケットを買った人はなんだか損した気がしないでもありませんな。両方のエリアのチケット売り上げ枚数を合計しても「ARENA1」の予定販売枚数にすら達しなかったってことなんでしょうか?よくわかりませんが。
 
 
 
アリーナ部分に降りてみてもなんか人が少なめ。
 
 
 
 
その後もしばらくアリーナ部分をぶらついていると、とある男性から声をかけられました。よく見ると前ツアーからの知り合いのカナダ人男性でした。
 
 
「よーー!!久しぶりじゃないか。」
 
「おお、久しぶり。」
 
「今日は君はどこで見るんだい?」
 
「まだ決めてないけど後ろの方かな。」
 
「だったら俺たちが陣取った場所、まだスペースがあるから君も来いよ。ステージの目の前だぜ。」
 
「いやいや。俺は早くから来て待っていたわけではないから。」
 
「そんなの大丈夫さ。いいから来いって。」
 
「いやダメだ。周りの人に怒られる。」
 
「大丈夫だって。さっ、ほらほら。」
 
「いや、でも。。。」
 
「ほら来いよ。行くぞ。」
 
 
と、まあまあ遅めの時間に入場したこの僕を、きっと開場前から何時間も並び続けていたに違いないファン達で埋まったステージ前のアリーナ最前エリアへと強引に連れ込もうとするのです。いくらなんでもそれはマナー違反だと何度も断りましたがなかなか引き下がってくれません。僕の腕を引っ張って離さないのです。それでも頑なに断ると、
 
 
「わかった。じゃあせめて他の連中に挨拶だけでもしていきなよ。キャ○ルもいるしさ。」
 
「そ、そうかい。。。う〜ん、じゃあわかった。挨拶だけな。」
 
「よし、じゃあ行くぞ。」
 
 
あまりにしつこいので僕もだんだん面倒くさくなって諦めてしまい、彼の言う通りに挨拶だけしに行くことにしました。彼に腕を引っ張られながらどんどん密集したステージ前の一番ホットなエリアへと入り込んでいきます。
 
 
「よし、ここだぞ。ほら見てみな。キャ●ルがあっちにいるだろ。おーい、キャ●ル。」
 
「おお、そ、そうだな。」
 
 
と、この段階ですでに周りの他の客から怒られるんじゃないかとビクビクしていましたが、案の定ものの数秒ですぐ後ろの男性客が、
 
 
「ヘイ。なんだお前。お前はここにいる権利ないだろ!!」
 
「あ、うん。。。その通りだ。それはわかっているんだ。実はこうでああでこうなって。。(と必死で拙い英語で説明したもののちゃんと伝わったかは自信なし。)ってことで挨拶だけさせてくれないか?」
 
「おう。」
 
「ありがとう。」
 
 
僕は「だから言わんこっちゃないやないかい!!」と内心思いながらもキャロルに挨拶しました。ここでせめて、
 
 
「あら!!きよっさんじゃないの!!来てたのね。また会えて嬉しいわ。」
 
 
くらい言ってくれたのだとしたらまだ僕の心は救われていたでしょう。しかし実際は、わざわざこんなに周りから冷たい視線を浴びヒンシュクを買ってまで挨拶しにきたわりには、キャ○ルの反応は実に素っ気ないものでした。とってもガッカリです。
 
 
「いったいこの俺は何しにここにきたんじゃ??」
 
 
と落胆してしまいましたが、なんとすぐそばに日本から来たM君とH君も陣取っていたので彼らに激励の言葉をかけ、そして例の後ろの客に詫びと感謝の言葉を伝えると、僕はさっさとその場を逃げるように去って行ったのでした。
 
 
 
 
 
 つづく