5月28日、出発からバルセロナ到着まで(1) | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

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世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

さて現在僕はマドリードの宿におります。時刻は5月31日の早朝4:30過ぎ、29日にバルセロナ公演を観て昨日こちらに移動して来ました。その模様はおいおい触れるとしてまずは出発からの出来事などを。


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5月28日
正午発アエロフロートロシア航空モスクワ行きに乗るべく7時半に自宅を出発して成田へ。前回のツアー時にはまだ開通していなかった北総線経由での成田入りです。国内線目的ではすでに利用したことはあるのですがやはり改めて前回のツアーから月日が経ったのだなあと感じましたね。iPhoneでアルバムBLACK ICEを聴きながらいろいろと当時のことを思い出していました。

やがてアルバム1枚を聴き終わり次に新作ROCK OR BUSTを再生。とここでちょっとハプニングです。一曲目Rock Or Bustを聴いていたらなにかここに至るまでの様々な出来事が頭をよぎり始めました。マルコム・ヤングの病気&引退の件、それでも音楽を作り続けろという彼の言葉を胸に新作を制作・発表した残りのメンバーの気持ち、それらをすべてぶち壊すかのフィル・ラッドの不祥事とそれを聞いた時の裏切られた感と悔しさ、それらが頭の中でグチャグチャに混じり合って、でもとにかく今自分はまたこうしてAC/DCを観るためにこうして成田へ向かっているんだなあっと。すると2曲目Play Ballの途中でなんだか目頭が熱くなって涙がポロポロ出てきてしまったのです。

あ、あかん、と僕は必死で花粉症のフリをして周りに気づかれないように努めました。しかしやっぱりROCK OR BUSTは涙を誘うからやめておこうと別のものにチェンジ。そのままなんとか平静を取り戻しその後成田へ無事に到着しました。

ちなみに誰の曲に変えたかと言うと、それはももクロです(笑)。まっ気分転換にはもってこいでしょう。

成田到着後は両替や買物などをした後いよいよ出国手続きです。まずはセキュリティーチェックから。荷物は無事に通過、しかしゲートをくぐるとなぜかピーピーと高らかに異常を告げるセンサー音が鳴り響くではないですか。。。

「ポケットの物を全て出してください。」
「いやもう全部出してますよ。」
「では靴かもしれませんね。脱いでもう一度お願いします。」
「わかりました。」

ピーピーピーピー。。。

「おかしいですねえ。では直接お身体に触れさせていただきますがよろしいですか?」
「どうぞ。」
(金属探知機で身体中チェックされたり触られたり。どうやら腰の辺りで探知機が反応している様子。)
「わかりました。大丈夫です。ご協力ありがとうございました。」
「結局何だったんですか?これですか。」
「そうですね。」
「なら今後もこれ引っかかりますよね?」
「ええ。おそらく。」
「ほな外してチェック受けた方が良いですね。ありがとう。」

やれやれなんとか原因もはっきりして無事通過できました。その後はパスポートコントロールで出国手続きを済ませいよいよモスクワ行きの出発ゲートへ。定刻通りに飛行機は離陸して無事に約10時間の空の旅がスタートしました。

長くなりそうなのでここらで一旦くぎりますか。

おっと、大事なことを乗せ忘れるところでした。結局セキュリティーチェックに引っ掛かったのは何だったのかというと、



AC/DCのベルトでした(笑)。

実に幸先の良い旅の始まりでありました。



つづく。