アメリカ人殺し山脈 | 新垣 清のオフィシャルブログ

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新垣清が自らの経験と考えに基づいて「思想・文化」、そして「政治・世界情勢」を語ります!

 

 アメリカ大統領のトランプ氏が、アフガニスタンに4000から5000名の兵力を、

 
 増強するということです。

 

 これに対して、つい先日までトランプ政権の中核にいたスティ―ブン・バノン氏

 

 早速、自らの「Breitbart」上で、大反対を述べています。

 

 じつはわたくしは、この件に関してはバノン氏に賛成です。

 

 地図を眺めるとお分かりになりますが、

 

 アフガニスタン国内を、北東から南西に1200kmにわたって延びる山脈があります。

 

 これが「ヒンドゥークシャ」と呼ばれる山脈で、「クシャ」とは山脈。

 

 そして、ヒンドゥーとはインド人ということです。

 

 ですから、ヒンズー教とは大義の意味でのインド教としても良いでしょう。

 

 でも、この「ヒンドゥークシャ」は、

 

 ペルシャ語で、「インド人殺し」という意味もあるんです。

 

 あのですね・・・!

 

 わたくしが危惧するのは、アメリカのアフガニスタンへの侵攻・駐屯・増強は、

 

 この山脈が、

 

 後々に、「アメリカン・クシャ」とでも呼ばれる結果になるのではないか?

 

 っと、いうことです。

 

 すなわち後世、

 

 「アメリカ人殺し山脈」の異名で呼ばれることになるかも・・?!

 

 っと、思っています。

 

 以前から再三記していますが、わたくしは・・・、

 

 「海洋国アメリカ」における

 

 マニフェスト・デスティニー(Manifest Destiny)の、

 

 国際的規模における展開としても良い、ユーラシア大陸侵攻においては・・・。

 

 西進においては、ベトナム戦争時に、その理念が、

 

 ベトナムの熱帯のジャングルの中で、

 

 熱さのために、溶けたバターのようになって消滅し・・・。

 

 東進は、アフガニスタンの「アメリカン・クシャ」

 

 によって、阻まれるカタチになって、終わるのだ・・・。

 

 っと、思っています。

 

 アメリカは、ベトナム戦争で多大な犠牲を払いました。

 

 そして、このアメリカ憲政史上最長の戦争であるアフガニスタンでは、

 

 ダラダラと際限無く、血を流し続けることとなるのではないか? 

 

 っと危惧しています。

 

 わたくしの意見は、前記したように、一部バノン氏と同じような意見にも見えてしまう、

 

 結果になるかとは思いますが・・・。

 

 アメリカは、ユーラシア大陸に対して、

「不干渉主義」を取るべきだと思っています。

 

 それは、

我が日本国の政策でも、同様だ。

 

 っと、思っています。