ナチス突撃隊 VS アメリカのドッ性根 | 新垣 清のオフィシャルブログ

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新垣清が自らの経験と考えに基づいて「思想・文化」、そして「政治・世界情勢」を語ります!

 

 アメリカのバージニア州の田舎町である、チャ―レットビル(Charlottesville)で、

 

 白人至上主義者の野外集会があり、それに反対する人々の間で

 

 死者が出る騒ぎになりました。

 

 この時に白人至上主義者たちは、松明を掲げて行進しています。

 

 その時の様子は、1933年にヒットラーの首相就任を祝い、ブランデンブルク門において、

 

 ナチス党の突撃隊が、ゲッベルスの指揮下で行った松明行進を連想させるものです。

 

 っていうか・・・、主催者の中に知恵袋が居て、彼らの中には当然のごとく、

 

 当時のナチス突撃隊の松明行進を、再現したいという思いはあったはずです。

 

 確か、窓からこの松明行進を見た年老いたヒンデンブルグが、やや錯乱(?)し、

 

 第一次世界大戦に記憶が戻ってしまい、

 

 「ルーデンドルフよ。お前の部下は何と見事な行進をするではないか。それに何というたくさんの捕虜だろう。」

 

 っと、思いこむほどであったと、言います(ただわたくしは書き飛ばしているので、「長いナイフの夜」と混同している可能性もありますので、ご確認のほどを・・・)。

 

 

 ナチス松明行進

 

 ご丁寧にも参加者の中には、ナチスのカギ十字の旗を持ち込んだ人物がいることからも、

 

 その気分的在り方が伺えます。

 

 さらに、わたくしが驚いてことを言えば、至上主義団体の中には、

 

 アメリカ軍のイラクやアフガニスタンでの、軍装備かとも思わせる格好をした一団さえ参加しいました(わたくしは、最初は警察の特殊部隊かと思っていました)。

 

 第二次世界大戦において、ヒットラーの率いるナチス・ドイツの世界制覇の野望を砕いたのが

 

 アメリカの参戦です。

 

 そしてヨーロッパを開放したのが、アメリカです。

 

 っと少なくとも、アメリカ人はそう思っており、自らの歴史に誇りを持っています。

 

 そのアメリカで、ナチスのカギ十字の旗が松明行進にある。

 

 っということは・・・。

 

 自由・民主主義を掲げて、ファシズム・ナチズムを打ち破ったアメリカ

 

 今後一体どこへ行こうとしているのか?

 

 ナチスの台頭を許した、年老いたヒンデンブルグとなるか?

 

 はたまた・・・?

 

 っと

 

 今後のアメリカのドッ性根が、問わて行くことでしょう。

 

 わたくしも、性根を据えて見、記していく心算です。