「2016年の選挙は米国の歴史の変曲点になる」???? | 新垣 清のオフィシャルブログ

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新垣清が自らの経験と考えに基づいて「思想・文化」、そして「政治・世界情勢」を語ります!


 「東洋経済オンライン」というMSNに載っている記事に、

 「『「ヒラリー支持者』」が急増している4つの要因 共和党員が続々とトランプから離れている」

 っというものがあり、その中の小題である

 「2016年の選挙は米国の歴史の変曲点になる」

 っと記されたのが、今回の本ブログの題です。

 でもブログの題に?マークがついているのは、わたくしがつけたものです。

 なぜなら、今回の選挙は米国の変曲点にはなるはずが無いからです。

 唯一その可能性があるのは、

 共和党のトランプ候補が、大統領に選ばれてしまった時です。

 わたくしは

 「アメリカの共和党は、空中分解する可能性がある」

 っと常々述べてきました。

 さらに今回の選挙は、結果がわたくしの予想通りならば

 アメリカ国内の

 「在庫整理」でしかない~!

 っと思っています。

 アメリカ国内におけるパラダイム・シフトは、

 八年前にアメリカ国民が、

 オバマ氏を大統領に選んだ時点で始まっており、

 その四年後の再選によって、そのシフトの継続の承認を得たということなのです。

 今は、そのパラダイムシフトに不満を持つ層の

 「ガス抜き選挙」に過ぎないとの、

 わたくしの意見は始終一貫して変わりません。

 歴史を俯瞰してみると・・・、

 国にも文明にもその命運あるいは、運命というものが存在するのではないか?!

 っと思えることがあります。

 アメリカというユーラシア大陸から両大洋で隔てられ、

 移民で成立した国が、世界的に「一人勝ちをするためには、

 この選挙において、トランプ氏が勝ということはあり得ません。

 そして、もしトランプ氏がわたくしの予想を裏切って勝利したとしても、

 それはアメリカの国運における躓きの一つにしかすぎないのだ!

 っという強さをアメリカは保持しています。

 そのような国を太平洋を隔てているとは言え、隣国としている日本は、

 余程性根を据えて、アメリカの国運を見て行かなければ、

 戦前と同じ間違いを犯してしまいます。

 その性根の据え方が、今非常に重要になっているのでしょう。