HSPの私がカウンセラーになった理由


私は15年間も医療の世界で働いてきた経験がありますが、なぜカウンセラーになったのかよく尋ねられます。その理由についてお話しします。


母の病気になり、人が満ち足りて生きることはどういうことか知りたくて、マザーテレサやティクナットハン、ルイーズヘイなど、愛のマスターから学び、精神世界や心理学の本を読んでいたなかで「HSP」という敏感な気質を持つ存在の人たちがいることを知ったのです。


精神科医の保坂隆氏は、ブッタやキリストなど、世界的な宗教の創始者は、みんなHSP気質だったと言われており、HSPの繊細な人が最も素晴らしい輝きを放つのは、魂の次元に属する活動かもしれないとおっしゃっています。


私は、自分がスピリチュアルな世界の道に自然と導かれたことに納得しました。


そんな私が、学生研修のときから医療の世界で働いていたときを思い出すことは、人一倍よく働いたという記憶です。


HSPの特性である気がつく人は、気がきく人でもあり、状況に応じた適切な行動や判断をすることができるため、その能力はとても重要とされるので、私も仕事においては高く評価されたと考えています。


しかし、都合よく立ち回らないといけない組織のなかで、そのときはまた自分の感情を癒し、回復させることがうまくできなかったので、気疲れやストレスから体調を崩すようになってしまったのです。


奉仕の精神が強いと体を酷使してしまうので強い身体作りが求められます。私は、自分の身体に対処しなければと感じていました。


その頃からです。


組織内で、私は人の感情も関係もよく読みとれるのですが、一緒に働いている人から恋愛や人間関係の悩みを聞かれることが多くなり、その問題にも答えていたのです。


悩みに対して深く共感できたこともあり、どうしたらいいか細かく話しました。


「彼は、外では厳しそうに見えても、実は内にもっと甘えたい気持ちがあるみたい。だから、あきらめずに、優しく支える言葉をかけてみて。彼に寄り添い、理解と助けの手を差し伸べてみるといいかも


など、直感で感じたことを言葉に置き換えて、具体的に、接し方を伝えました。


友人のエネルギーも整っていないように感じたので、心の疲れがとれ、気の巡りが癒されるようにしました。


私の話を聞いて、同じ職場の人との関係を改善することから始まり、プライベートな悩みも話してくれるようになり、好きな人とおつきあいできるようになったり、希望の職場に転職することができたと話してくれました。


とても喜んでくれて、私も嬉しかったです。


その経験がスピリチュアルな資質を活かして私がカウンセラーになる決断をしたきっかけでした。


悩み考え抜き、働き方を変えたことで体調は改善されました。仕事の環境は変わりましたが、奉仕の精神を大切にし、仕事に対する姿勢は今も変わらず持ち続けることができています。


私は、スピリチュアルな視点とHSPの研究をはじめて、いかにHSPの女性がどう働くことが幸せか、あなたがどう働くことがあなたにあっているか、幸せを感じながら働く方法や自分に合った働き方について探求しています。


HSPの女性が向いてる仕事

HSPの女性が向いている仕事を考える前に、HSPの女性がどんな特徴を持っているか、理解しましょう。


1. 強い感受性を持っている

HSPの女性は、周囲の環境や他人の気持ちに敏感に反応しやすい傾向があります。ささいなことでも心を傷つけられたり、刺激を受けやすいです。


2. 感情豊かで優しい

一般的に、HSPの女性は感情が豊かで優しい性格を持っています。人や動物への思いやりが強く、他者の感情に共感することができます。


3. ストレスや疲労に弱い

環境の変化や社交場面での刺激に敏感であるため、HSPの女性はストレスや疲労にやや弱い傾向があります。自己管理やリラックス方法をうまく取り入れることが必要です。


4. 芸術的な才能がある

感受性が高いため、HSPの女性は芸術的な才能や創造性を持っていることが多いです。音楽や美術など、芸術活動において優れた能力を発揮することがあります。


5. 他者の期待に応えたい

周囲の人々の期待や要求に敏感に反応し、他者に喜ばれるように努力することがあります。自分を犠牲にして、本当の感情や考えを抑えたり、自分らしさを失ってしまうリスクもあります。他者の期待に添いながらも、自分らしさを保ちつつ、バランスを保つことが重要です。


HSPの女性は、繊細な感受性や洞察力を活かすことができる仕事が向いていると言えます。


HSPの女性が向いてる職業や職種を私なりに考えてみましたので、参考にしていただけたらと思います。


​・カウンセラーやセラピスト

自分の感受性を生かして他人の心の支援やカウンセリングを行うお仕事です。他人の気持ちや状況を理解し、共感することが得意なHSPさんは、繊細な感受性を活かしてご相談者の感情やニーズを敏感に捉え、適切な支援やアドバイスをすることができます。HSPは自らの感情を深く理解し、内面に向き合うことが得意です。そのため、カウンセリングやセラピーのプロセスで自己啓発や成長を促し、より良い人生を創るための行動を促すことができるでしょう。

・動物に関わるお仕事
HSPの女性は、自然や動物との関わりを通じて感受性豊かな一面を発揮することが多いため、動物に関わるお仕事に向いていると言えるかもしれません。例えば、動物保護施設でのボランティアや動物トレーナー、動物看護師、ペットセラピストなどの職種が考えられます。また、自然や動物を通じて癒やされることで、ストレスや疲れを癒す効果もあるかもしれません。HSPの女性が動物に関わるお仕事に就くことは、自身の特性を活かすうえで良い選択肢と言えます。


・アーティストやクリエイティブディレクター

感受性豊かなアートやデザインを生み出すお仕事です。HSPの女性は自らの感情や情熱に正直であり、自己表現や創作活動に対する情熱が強い傾向があり、独自の視点や感性を持っており、独創的なアイデアや芸術作品を生み出すことができます。細部にまで気配りをすることができる感受性を生かして、他の人とは異なる斬新な作品やコンセプトを生み出すことができる独創性と創造性を持っています。美的感覚やビジュアルデザインにおいても優れた洞察力を発揮し、作品の完成度を高めることができます。


・小説家、ライターやコピーライター

感受性を活かした文章を書くお仕事。HSPさんは、他の人とは異なる視点や深い洞察を持っているため、文章を書く際に、独自の視点や表現力を生かすのに非常に有利です。細かいニュアンスや感情を感じ取る力があるため、読者の心に響くような文章を書くのに適していると言えます。読者に伝わりやすい文章を生み出すことができるでしょう。また、文章を書くことが、自己表現や感情の吐露の手段として効果的です。文章を通じて自分の思考や感情を整理し、表現し、ライターとして活躍することができます。


・マインドフルネスインストラクター

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは、今この瞬間に集中して、周りの出来事や感情、感覚に気を配ることを意味します。過去や未来に囚われず、ただ今の状況に注意を向け、そこに全力で集中します。マインドフルネスは、瞑想や呼吸法、普段の生活の中で瞑想的なアプローチを取ることで実践できます。ストレス軽減や感情のコントロール、集中力の向上、精神の健康を改善するなど、多くの恩恵があると言われています。

マインドフルネスインストラクターは、心の平穏や健康を促進するためのマインドフルネスの指導を行うお仕事です。HSPさんは、
マインドフルネスの指導者として必要な他者や周囲の環境との関係性を改善し、より良いコミュニケーションを築くための方法や技術をもともと身につけている人が多いのです。ご自身や同じHSPの人に向けて、自己ケアやストレス管理を行うためにも役立ちます。


・社会福祉士やボランティアコーディネーター

他人の支援や社会貢献に繋がるお仕事です。

社会福祉士とは?

社会福祉士は、主に社会福祉関連の仕事を行います。社会福祉士は、高齢者、障害者、子供や家族、生活困窮者など、支援を必要とする人々の生活を支援する仕事を行います。具体的な仕事内容としては、相談支援やケアプランの作成、福祉施設やサービスの紹介、福祉政策の提案などが挙げられます。

ボランティアコーディネーターとは?

ボランティアコーディネーターは、地域や団体でのボランティア活動を組織し、円滑に運営するための仕事を行います。具体的な仕事内容としては、ボランティアの募集・配置・育成、活動の計画・運営、ボランティアや利用者との連携、報告書類の作成などが挙げられます。

社会福祉士やボランティアコーディネーターは、個々のニーズや状況に合わせた支援を提供することで、社会全体の福祉向上に貢献する重要な役割を果たしています。HSPさんは、共感性と思いやり、スタッフを統括する組織力、コミュニケーション能力、様々な状況に柔軟に対応するための状況への適応力を持っています。


これらの仕事は、HSPの女性がご自身の感受性を生かして充実感を得られる可能性が高いお仕事です。


ただ、個人差がありますので、自身の特性や興味に合った職種を選ぶこと、どんな職業でも、自分自身の興味と、必要なスキルや能力、自分が将来どうなりたいと思っているか、どのような方向性を持っているか、自分の目標や夢、希望など、自分の志向に合っているかどうかを考えてみましょう。


「繊細さは、才能」です。


HSPの特性を活かして、自分が望む方向性や目標を持ち、それに向かって行動することが大切です。



アーロン博士は、伝えています。

 

​「HSPの人の社会的重要性について、
HSPであるあなたは相談役であり、
考える人であり、社会の精神的、
倫理的リーダーとなるべき人々の
グループの一員として生まれたのである。
自分の敏感さに誇りを持とう」


HSPあるある


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​自己主張が苦手で、周りの人を見てるとうまくやっていて、気おくれしてしまいます。


人の気持ちや場の空気を無視して、とにかく早く結果を出そうとバタバタするアピールの強い人が周りにいませんか?
そんなときは、

私は、人生の創造者であり
私が、人生の主導者である

というマインドを
セットしましょう。


HSPの人は、他人からの影響を受けやすいので、知らず知らずのうちに心が消耗していってしまいます。自分の人生は、自分のペースで選んでいけるのだということを心に持っていましょう。

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はじめまして、HSPのきよさわくみです。