正確にはホラーと呼べるのか定かではありませんが、7月に「京極夏彦さんの作品が読みたい❗」と、身近にいる司書さんにみつくろっていただいた沢山の京極作品。結局、一部しか読めてないまま返却日が10日後に……。
あれこれ同時読みしているせいもあって、ようやく最後の短編にたどり着いたのが「虚談」。
現代もののようで、完全にそうとも言いきれない、時の設定のあいまいさ。生きている者と死んでいる者の境目もぼんやりしている。
本当なのか、嘘なのかもやはり………。
どこかの隙間や、境目に迷い込んだような気持ちになる一冊。
また、近所の図書館にホラー特集コーナーがあって、そこにある作品もいくつか手に取った。
新鮮だったのは、「リング」や「らせん」で知られる鈴木光司さんの「海の怪」。