長過ぎる病院での待ち時間。自分は代理でお薬をもらいに来ただけなので、元気?に本を読んで過ごしていました。


あまりにも長い時間を過ごしていたので、すっかり入り込んでしまい、名前が呼ばれた時には楽しみを中断させられたような気分になりました。勝手なものです。


おかげで読み終わることができたのは、以前にも少し書いた「カフネ」。


初めは主人公の女性(国家公務員の41歳。離婚した上に、可愛い弟を亡くしたばかりの不安定な状態の人)の境遇や心情が痛くて、これはツラいなぁ……と思ってました。


でも、家事代行サービスをしている「せつな」と関わり合ううちに、驚くほどの変化を遂げて………というお話です。


大切な人を失い、残された者たちの心情描写には、つい感情移入してしまいました。それは、血のつながりの有り無しと関係なく、ただ寂しく辛いもの。


この小説では、「食」についても改めて考えさせられました。


普段から、人の作ったものばかり食べていますが、料理ができないわけではありません。それでも、食べることをやめたくなることがあります。特に、自分一人のためにお料理するのは、やめたくなります。


食べる意味さえわからなくなります。時々ですが。


そんなときは多分、生きる意味も見失っているのでしょう。


危ない危ない。

自分も登場人物たちに近い状態になりがちであることを自覚したのでした。


さすがに家の中が散らかるところまではいきませんが、常にその危険性をはらんでいるのは確かなことです。


だれかのために食べるものを用意することは、自分の生を大切にすることでもあるのだと、納得したひとときとなりました。


そんな今日は、朝にモーニング。昼に病院の喫茶店でランチ。今は食後のアイスコーヒー。←3回目の喫茶店

そして夜は、友人のお店で飲み会。

ちっとも料理しないけど、たっぷりたべてるよぉん。😽