毎晩、眠る前におやすみとつぶやき、毎朝その姿をながめておはようと言う。この頃は、そうやってあっちゃん(櫻井敦司)を感じている。
日々は辛くないけれど、ツアー「異空」の映像は、3曲くらいずつでしか観ることができない。ようやく次の曲がブギーで、彼の「亡霊になってでも………」という言葉を聞いてしまった。
有り余る思いが、彼にそう言わせたのか、或いは死を予感しての言葉だったのかは わからないが、映像になって残されたことで、意味深なメッセージになっているのが印象的だった。
先ほど、3曲ずつ観ていると書いたが、それくらいにしていても、ふと涙腺がゆるんでしまい、取り乱してしまうのだ。
彼は、あの時点では生きているのに………。
3月に入り、気持ちが沈むことが増えて、すっかりブログからも遠ざかっていた。しかし、昼間の仕事などは、気味が悪いくらいスムーズで、予定調和。年度末の今も、やり残しがないため、本を何冊か同時進行で読んでいる。
今日、そのうちの一冊を読み終えた。あ、京極夏彦のあの分厚い本も、先々週くらいに読み終えたのだった。書き忘れていたかな。
沼田まほかる
あっちゃんの好きな小説家として知った作家。
いつも、読み始めては「あぁ、苦手……」と思う。今回の「九月が永遠に続けば」もそうだった。だから、最初だけ読んで、しばらくは放っていた。
でも、他に読むものがなくなり、なんとなくあっちゃんを感じたくて、続きを繰った。
読み終えたが、サスペンスという視点で強引に結末までページをめくったという感じ。
やっぱりわたしは、好きじゃない。というか、そこまで人間の業(ごう)に身を浸して生きてはいない。
そう。まだまだ人生をなめてる若者の魂しか持っていないのだと思う。
あっちゃんには、しっくりきたのかな。
あっちゃんのことを考えながら、思うのは………
果たして彼は、安らかでいられているのだろうか……ということだ。
ついつい、もう少し長くライブで逢いたかったとか、考えてしまうけれど、あっちゃんはそういった生きている人たちの思いから うまく自分を解き放つことができているのか………。
まだ日が浅いからこんなことを考えてしまうのかな。
次は何を読もうかな。
ゴッドファーザーを観ようかな。😽