今朝は、朝一番の回を狙って「ゴールデンカムイ」を観てきました。

ネタバレあります。いつものことですが。

今は、テレビでも映画でも、残酷さが敬遠されてますよね。リアルさが疎まれる時代、というのか。

原作の漫画を、途中までしか読めていないのは、まさしく残酷さに耐えられなかったからに他なりません。

15巻くらいまで確か読んでますが、映画もだいたいその辺りまでの内容でした。ただ、続編があるかのような終わりかたで、「キングダム」のようなパターンか?山﨑賢人くんは、これらの続編に備えるしかないのか?なんて、思いながらエンドロールを観てました。

私は面白かったです。
でも、同じ回を観た二人連れの方たちは、「やっぱり一回観ただけじゃ、よくわからないね。」と話してました。

映画は、原作に忠実でした。その分、実写なのにマンガチックです。そこを割り切ると、結構笑えます。😺

ともすると、軽くなりそうなマンガチックをどっしり重くさせるのが、俳優たちです。

舘ひろしさん演じる土方歳三は、いい存在感でした。

ただ、原作を読んだときには感じなかったモヤモヤが、残りました。それは、不死身の彼が金塊を求める動機です。アイヌの彼女は、わかるんです。そもそも金塊は、アイヌの人々のものだから。でも、どんな理由があろうと、和人が金塊を追うのは私利私欲でしかないんじゃないか?と。

動機や大義名分とは、それほどまでに重要なのだと、改めて思った次第です。