小学校の運動会。思い出してみるとあれこれ冴えない思い出が頭をよぎる。

特に足が速いわけではないからリレーにも抜擢されない。
小柄ゆえに騎馬戦の上になっても目立つような活躍はできない。
ダンスは好きだったから張り切るけどヘタ(自分ではうまいつもりだから自信満々で鼻息荒い)

1番思い出深いのは6年生の徒競走。


練習があって、本番の組み合わせと同じ人と走る。
今思えばみんなは
「練習は本気では走らない〜」
と軽く流す程度の走りをしたと思う。

しかし元来真面目なブスは
練習でも全力!

それはもう1着でゴール!!

気を良くしたブスはニヤニヤしながら、隣にいたモテ子ちゃんに

「ねえねえ、本気で走ったー?」
と悪意なく聞いた。
その時のモテ子ちゃんの嫌そうな顔は、今も記憶にある。
「???」
だったけど、本番でよくわかった。

用意ドン!


え…え…あれあれ


ままま待ってー!!!


まさかの初体験のビリ!


今なら別にビリでもいい。あははで済ませられる。「みんな早いなあ」と褒めることすらできるだろう。
しかしブスは

徒競走でビリなんてかっこ悪い
嫌われる
穴を掘って隠れたい
20秒前に戻りたいー!


とねじ曲がった考えから


足がつる

というハプニングが起きるフリをする。

今思い出せば完全に仮病だが、当時は保身のために本当に足が鉛のように重くなって歩けなかったのだ。
夢の中で走って逃げたいのに逃げられない
そんな感覚だ。


懸命に足をさすり、足がつった演出。
周りの大人は当時の痛々しい私の仮病に気づきつつ、否定せずに付き合ってくれたのだろう。。

この場をお借りして
申し訳ありませんでした。。。


つづく。
当時の痛々しさといったら、幾つでも思い出せる。
「気にするなよ」と励ましに行きたいし、
女の子としての過ごし方を優しく教えてあげたい。



毛深いので鼻毛は出てただろうし
寝癖は直ってないまま登校してただろうし
あの頃流行りの音楽番組やダウ○タウンやとん○るずなどが出演するバラエティ番組も観ていなかったからみんなが楽しいと思う話もできず。


忘れもしない、友達のサイン帳に書いた
「好きな歌」
友達はみな当時流行りのJ-POPを書いていたのに、
私だけ学校で習う合唱曲。

今ならそれを好きだと自信持って言える。
けど当時は穴を掘って隠れたいほど恥ずかしかった。

ガラスの10代より壊れやすい
シャボン玉の10代だった。
何も10歳の女の子が好き好んでピエロに成り下がったわけではない。

当時を思い出すと痛ましい理由が何個もあるけど、それはまたの機会に。


自分も人気者のあの子やあの子のようになりたい、みんなから好かれたい。

ただその一心であれこれ変な行動に出ていたとしか言えない。


想像の中の自分はあの子と同じ

…のはずが、現実はこう。

「カンチョーマンが来たー!」
「あ、カンチョーマンだ!」
と笑われることでも、注目されていて、自分の居場所があるような錯覚に陥って満足していた。
痛々しいピエロ。


後に取り返しもつかない烙印になることもしらないで過ごしていた。