「料理の味って
器ですごく変わるんだね〜。
自分一人だし食べれればいいや。
と思って100均とかで適当に見繕って
器を揃えたけど、そういう器と
気に入っている器で食べるのでは
同じ料理が違う味に感じることに驚いたよ!」
と話してくれたのは
九州在住ですが東京での仕事も増えたために
最近2拠点生活を始めたお友達、
土木関係の広報を専門にしている
株式会社ドボクのミカタ 代表取締役の
小川慎也さん。
先日、私の個展に来てくれた際に
お話ししてくれました。
数えたことはありますか?
先ずはアナタが毎日のようにヘビロテしている
器の種類と数を数えてみたことはありますか?
ヘビロテしている基準でみたら
そんなに数はないと思うのです。
さらに絞り込んでその中から
「気に入って使っている」
という基準で選んでみると
幾つぐらいになるでしょうか?
もっと数が減ると思います。
お料理の内容にもよりますが
家庭料理を家で普通に食べるにあたっては
たいてい決まったカタチと
決まった枚数の器で
食卓が構成されると思うのです。
器を作陶する身でありながら
我が家も例外ではありません。
自作の器が多い我が家ですが、
購入するときは気に入ったものを
購入するようにしています。
私が器を作る時に大切にしていること
私が器を作るときに大切にしていることは
こんなことです。
①アイテムを増やさない
②自分の生活で使う頻度が高いカタチ限定で作る
③色彩や装飾パターンを絞り込み増やさない
この3つを大切にしています。
どうしてそうしたかというと
若い頃、勉強のつもりで
わりと個性的な作家さん物の器で
すごく気に入ったものを
コレクションしていたのですが、
実際はなかなか使えず、
使っていただけるロケーションを
お持ちの方に全部譲った経験があるからです。
作って楽しいものと
使って楽しいものではだいぶ差があ理ます。
だから私は自分が日々頻繁に使いたい基準で
器を作るようになりました。
器の喜びは毎日楽しんで使ってもらうこと
アトリエの隣にあるcafeサロンで
紅茶を飲まれたお客様がが
「私もこれが欲しいわ!」
と、ご夫妻用にオーダーしてくださいました。
コーヒーを飲まれることが多いようなので
少しだけ縦型を意識して
タップリとカフェオレも入るように
お作りしました。
「お陰様で毎朝、
夫婦で庭を眺めながらのコーヒーが
豊かな気持ちで味わえます。
ショコラにも合いましたよ。
ありがとうございます。」
嬉しい感想をくださったご夫妻、
お年の頃は70を越しているあたり。
世間一般ではたいてい
「終活だから、
モノを増やさないようにしています。」
という言葉を頻繁に口にする年齢ですね。
だからこそ毎日のお食事の大切さと共に
毎日一緒に使う器は、今のお気持ちに沿って
気に入ったものを使って頂きたいと思うのです。
そのほうが器自体も喜びます。
そしてより美味しく
アナタを豊かな気持ちにさせてくれるでしょう。
私の器は、Webショップで販売しています。
この5月からは少しずつアイテムを入れ替えながら
販売中です。
陶芸家の辻本喜代美でした。
イベントの情報
私のアトリエは陶芸教室をしていますが、
陶芸以外にも御縁あるクリエイターさんをお招きして
さまざまなWSやイベントを企画開催しています。
「どんなことをしているの?」と思った方は
コチラ(公式ページ)を見てくださいね!
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